今日、新月だったので思いたって観てきました。

卒業、一区切りの意味も込めまして。

テレビ版からの付き合いなので四半世紀を

付き合ってきたわけです。



心おきなく、惜しみなく拍手を贈る作品でした。

素晴らしかったです。



自分の家庭環境もあって、

当初から私はエヴァンゲリオンに出てくる大人達が

子供に甘えていてズルいと思ってました。

大人には大人の事情とか個々の傷も

あるでしょう。



それは否定しないけど、

自分にも子供にも向き合わなくて

パイロットたるチルドレンに

大人の都合をわかれと言うのは無責任だと

思ってました。

だって、チルドレン、

子供は大人になったことないんですよ。

大人はかつて子供だったことがあるのに。

しかもまだ心身ともに自立してない子供とは

パワーバランスが対等ではないんです。

なんでこんなに子供に甘えた大人ばっかりなんだろ、

そう思って観てました。



大人の都合通りにいい子なんて

実は異常なんですよ。


大人の歪さを

子供に肩代わりさせるのは

アンフェアなんですよ。


だから

主人公の碇シンジくんとアスカを観ているのは

とてもしんどかったです。

どちらも私に似ていたから。



私は傷みを忘れずに持って行こうと決めました。

大人になるって

傷みを忘れることではなくて

傷みを抱いて生きて行くってことでしょう。

それは傷みに溺れるということではなく、

その傷みを抱くことによって

生きることの美しさを刻んでいくという

ことでしょう。

水晶が美しい虹を宿すようにね。




話が逸れましたので戻します。

シンエヴァンゲリオンは完結を迎えました。

それは私から観て

再生と復活のお話しでした。

いろんな意味で。


思いを決めて

伝えて

受け止めて

あるいは受け継いで。




繰り返し、現状維持とは

変わらないこと、終わらないこと。

それはいい換えると


とどまる水は腐る、ということです。



エヴァンゲリオンは完結することにより

新たな物語を誕生させました。



今はただただ

完結

おめでとう と ありがとう の言葉を捧げます。
































個人的な想いとして貼っておきます。