その続き

あの後、「アメリカ
で家庭科の授業というのは、本当にそんなにないがしろにされているのか?
」という疑問を持った私は翌朝、颯爽と職場に現れて私の向かいの席に座るトム
(UXデザイナー)を捕まえた。トムに、家庭科の授業があったのかどうかを聞いてみると.....
『うん!あったよ、あった!

僕、パンケーキ作ったの覚えてるもん!
あと、裁縫のクラスはね、ビーン•バッグみたいな素材で
カエルのぬいぐるみ作った!
でもあんまり上手に出来なかったの。あと、枕も作った気がするけど、それも出来栄えがイマイチでさ~
懐かしいなぁ。
あっ、ミーティング行かなきゃ
』と、目をキラキラさせて
答えてくれた。なんだ。あるんじゃーーーーん、家庭科の授業

やっぱり、育つ地域と学校で色々違うのね、うんうん。
.......と納得したと思ったところに
突然の知らせが舞い込んできた。
同じ質問をした元同僚で友達のレイチェルが
「家庭科~?
一度も取らなかったよ。」と。なんだと!
ここにきてまさかの大番狂わせ。
それではここで、まとめ1:(Piroko調べ)
テネシー州ナッシュビル(南部)育ちのColey Cole: 家庭科=必須科目ではない。
ワシントン州シアトル(北部)育ちのトム: 家庭科=パンケーキとカエルを制作。
カリフォルニア州オレンジ•カウンティ(西南部)育ちのレイチェル: 家庭科=必須科目ではない。
2対1で、今のところ家庭科、追いやられてるよ。
ーーーーー
トムも家庭科で記念の料理はパンケーキって言ってたけど...パンケーキかぁ....「料理」と呼んでもいいのか分からないような。微妙な感じがしないでもない。

しかも裁縫はカエルのぬいぐるみって。なんかもう、先生が「適当に好きなもの作りなさ~い
」と言っているグダグダ•アメリカンスタイルが伝わってくるじゃない。ーーーーー
それでは最後に、まとめ2:(Piroko調べ)
アメリカにも、家庭科の授業というものは存在する。しかしそれは地域(州、都市、郡、など)によって諸事情が変わるため、家庭科が必須科目であるかどうかは学校によって異なる。そして、例え家庭科で調理実習があったとしても、内容はパンケーキなど非常に簡単なものとなっているため、アメリカの中学生が自然教室に行っても、
以上、シアトルからPirokoがお伝えしました。






























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