卒業しました!
先日24日は大学院の学位記授与式でした。
学位記授与式や卒業式は例年、安田講堂で行われます。昨年と一昨年は耐震補強工事のため有明コロシアムで実施されましたが、工事が終了し、今年はまた安田講堂で実施されました。
私も無事に卒業することができました!
長年お世話になった先生に挨拶し、研究室やパソコンの中を掃除するのはなかなかグッとくるものがありました。
アカデミックガウンを着ることができました!
I am
eternally grateful to all the World Family Club teachers, and to Disney’s World
of English. Without their dedication, professionalism and support, I could
never have dreamed of being where I am today.
The
incredible passion that I have seen at World Family is what inspired me to write
many articles here, and I’d like to thank all the readers for your attention,
patience and encouragement.
先日タクト君という現役ユーザーと出会うことができました。お母さんからお話を伺いますと、5-6年前、私がまだ19か20の時に教材の思い出についてお話しした際のインタビュー動画を見て購入を決意されたそうです。そうした方とお会いして直接お話しすることは、こうしてブログ等で思い出話を綴る私にとって、思っていた以上に大きな励みになりました。
今日でブログは終了ですが、この記事が未来のスーパーキッズが活躍するきっかけや助けになれば幸いです。
いままで長い間お付き合いくださいましてありがとうございました!
I hope to
see you again.
Thank you
センター英語は時間との勝負だ
予備校などが行うセンター模試というのがあります。1日かけて全科目を受験するのですが午前中は日本史や倫理など社会科目、そのあと国語や英語数学といった主要科目をうけ、夕方に物理や化学といった理科という様子。受験する学生によって選択する科目や、そもそも必要受験科目数が異なるため、こういう順番になっている様子です。国立などを受験する学生は受験科目が多いため朝から晩までずっっと試験。
ちなみに東大文系は(僕が理系に進学したのは大学3年時。なので大学受験した時は文系でした)センターで公民系から1科目+地歴から1科目+理科から1科目+主要3科目の合計5教科7科目が必須でした。900点満点が110点に圧縮され、二次試験(大学が行う試験のこと)の440点と合わせた550点満点で合否が決まります。だからセンターで多少ライバルに後れをとっても大丈夫、とおもいきや受験者倍率調整のため例年720点(8割)を下回ると受験票が届かない足切りというものにあいます。センターでは地歴から1つ公民から1つという要求をされる一方で二次試験では地歴から2科目の受験を課されるので勉強しないといけない社会科目はぜんぶで3つ!暗記する量は膨大(笑)ちなみに東大の受験要綱ではセンター英語のリスニングも受験必須、にもかかわらず得点には加算されません!
話がそれましたがセンターでぼくは倫理、日本史B、世界史B、国語(評論小説古文漢文)、英語(リスニング含む)、数学1A、数学2B、物理を受験しました。日本史と世界史はどちらかしか出せないので、両方受験して点数がいいほうを出します。模試もそれらを受験します。だいたい1科目1~1時間半、お昼休憩が多少あるものの、試験と試験の間はわずかなトイレ休憩のみ・・・。午後の数学で計算ミスしないためにも余力は残しておきたい、なんなら仮眠したい!センター模試は本番と違って1日で全科目を受験するためかなり過酷だったのを覚えています。
ところで、試験開始30分後からは途中退出が認められます。試合放棄した人、体調がすぐれない人。全部解き終わった人(←コレ)。
そう、英語は80分も(?)あるんです。
ちょうどお昼時、ここで休憩をはさむことができればこの後の科目のパフォーマンスに差が出る。「これは有効活用しなくては。」正確に、リズムよくマークしたら試験官に解答用紙を提出して退出!糖分と仮眠をとります。
いつしか自分の中でセンター英語は点数制ではなくタイムアタック制になりました(笑)満点かつ最速は42分!
「センター英語 攻略」で検索したら予備校HPにある講師によるアドバイスにこう書かれていました。
近年のセンター英語の特徴は、「問題文や設問自体は基礎~標準レベルだが、分量がとにかく多い!」ということ。つまり、時間内に英文を速く正確に読み、たくさんの問題を解く力が必要になるんだ。(中略)普段から音読学習をして英文を英文のまま理解するよう心がけよう。取り組む英文は難解なものでなくてもいい。センター英語は量をこなした者が勝利するのだ。
これはディズニーの英語システムで育った皆さんにとって朗報といえるでしょう。難解でなくていい、英語を英語のまま理解する。量をこなした者が勝者となる・・・そのトレーニングは、いつやるか。
いまでしょ。
追伸:余談ですがいまでしょの林先生は僕の高校の先輩だそうです(笑)
東大生でも英会話は苦手?
先日、農業の勉強をしに大学の同期のN君と二人で、彼の実家である佐賀へ行ったのですが、まさにその“英語の教科書的体験”をしました。福岡空港から地下鉄に乗ろうと切符を買うときのことです。
Excuse me. Could you show me the way to ○○?
おおぉ。外国人に道を尋ねられた!人生初です。嬉々としてSure! と返事しました。しかし、土地勘がない僕はそこへの行き方がわからないっっ!
I’m sorry but I’m a stranger here.と答える僕。
するとかわりにN君が彼に英語で説明をはじめてくれました。よかったー。
僕らと同じ方向の地下鉄だったので、一緒に乗っていくことに。彼の駅に着くまでしばらく3人で会話しました。
聞けば彼はアメリカ出身の22歳で今は世界中でモデルの仕事をしているとか。ちなみにさっき日本に到着したばかり。日本に来たのはこれが初めてで、日本語は全然わからないとのことでした。
電車に揺られること15分。モデル業界の裏話や日本の地下鉄がいかに時刻通りか、そしていかに狭いか、さまざまな人種や文化の違い、万国共通の下ネタなど話題は多岐にわたりました。
「ありがとうねー」といって降りる彼に手を振りながらN君がぼそっと、「いやーほんと何言ってるかわからなかったなー」と笑いました。
欽也:「ちょっと東大生~。さっきあんな上手に道案内してたのに。じゃあ俺が何言ってるかもわからなかったのか?」
N君:「いや、欽也の英語は組み立てが丁寧だったからわりと聞き取れた。」
欽也:「なんで俺の英語が聞けて彼のは聞き取れないんだよ(笑)」
N君:「だって彼の英語は速いし会話口調だし、おまけに地下鉄の音がうるさいし。」
僕らはそのあと結局なぜN君は僕の英語が聞き取れてもさっきの彼の英語が聞き取れなかったか話し合いました。
結論は
・N君に聞き取れる速さで話しているか
・同じ意味でもより平易な単語の選択をしているか
・一息で話す文章の長さが長すぎないか、よりシンプルな文構造をしているか
・比喩、隠語、俗称や若者ことばや言い回しを知っている/使っているかどうか
がポイントだということになりました。
(聞き取りにくい文章の例:このあいだの外国人がめっちゃ英語話すの速いんだけど地下鉄だし構文が判読不能でー、なんか日本来たばっかで迷子的なこと言ってて急に道聞かれたんだけどマジで意味不明っつーか何も聞きとれんかったわ。)
よく「いろんな英語をたくさんきき続けるとある日、聞けるようになる」というのは一つ目の聞き取る速さに慣れることや、4つ目の英語(とその背景にある文化)を知ることによるものだと僕は思います。どれだけ幅広く、深く知っているか、それと慣れですね。テレビドラマや映画、小説に洋楽など、いろいろな英語に触れてみてくださいね。
その後佐賀につき、N君のおじいさんが話す佐賀弁に「いやーほんと何言ってるかわからないなー」と思う欽也なのでした。