会員の皆様、こんにちは(^O^)晴れ
9月に入りましたがまだまだ暑い日が続きそうですね…ヒマワリ汗

今回は、8月6日に行われました、キャシー松井さんを講師とするファイナンスフォーラムのレポートが、ワーキンググループ幹事の松本京子様より届いておりますので、ご紹介しますφ(.. )


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8月6日コレド日本橋の早稲田大学大学院ファイナンス研究科のホールにて、ゴールドマン・サックス証券、チーフ日本株ストラテジストのキャシー松井さんを講師に、ファイナンス・フォーラムが開催されました。
参加者は合計39名、男女問わず若手の参加者が目立ち、特に女性が多かったことは嬉しい限りでした。

今回の内容は「ウーマノミクスとキャリアの構築」ということだったので、その様な参加者の構成になったのだと思いますが、今後もいろいろなトピックスで開催して参りますので、今回ご参加頂いた方も、そうでない方も、今後積極的なご参加をお待ち申し上げておりますキラキラ

また、ご多用中にも関わらずご参加頂いた運営委員の三井住友信託銀行常務執行役員佐々木様、早稲田大学総長室参与大川様、エーザイチーフIRオフィサー柳様等に、重ねて深謝申し上げます。

さて、キャシーさんのご講演前半はご自身が15年近く提唱されているウーマノミクスについて、論じて頂きました。なぜ日本経済には特にそれが有効であるかを、少子高齢化の問題と、日本の女性の出産後の復帰が、本人は復帰したい意欲があったとしても、実際には雇用側や託児所の問題等でハードルが高い実状を説明され、それがいかに日本経済にとって、もったいないことであるかを示されました。

そこで、1つご紹介されたのはキャシーさんの勤務するゴールドマン・サックス証券が試みた「リターンシップ・プログラム」というもので、同社で大成功を納めたものでした。
これは、出産や子育てで一度職場を離れた女性でも、復帰の意志があればそれを機に、今まで興味があったとしても、携わる機会のなかった業務にトライしてみる機会を、会社が提供するものでした

その制度によって、暫く職場を離れていた女性達も感覚を取り戻し、復帰への自信に繋がったといいます。ウーマノミクスを後押しする大変興味深いお話でしたひらめき電球


 

後半は、キャシーさんの今までのキャリア、人生について率直に語って頂きました。人生は、山あり谷あり、決していつも順調なことばかりではないけれど、今自分には何が出来るか、何をすべきなのか、また、自分は本当に何をしていきたいのかを真摯に考え、実行していくことでキャリアを構築されたと仰っていました。

元々は外交官志望で、学生の時にインターンで国務省で働くも、長官の机に山積みされた資料のいったい幾つが実際に読んで貰えるのかの現実を知った時に、自分にはこの仕事は向いてない、と思ったそうです。

日本株ストラテジストのお仕事に就いた時は、当時日系の証券や銀行には、数では絶対に勝てない、では、少人数の自分達は、どうしたら異なる価値を提供することが出来るのかを必死に探求したそうです。
そこで日系とは異なる視点で、日本企業の年金の積立不足が抱える問題にいち早く焦点をあてたレポート等は、当時注目を集め、今までも大変誇っている足跡の一つであるとの事でした。

とにかくご自身は何かを書くことが好きで、人にそれを伝えることも大好きなので、現在のストラテジストというお仕事を大変気に入っておられるそうです。
たとえ、過去に戻ってもう一度職業を選ぶとしても、恐らく同じ道を選んだことでしょう、と仰っていました。

キャシーさんの素晴らしいご講演の後には、名刺交換をされたい皆様の長い行列が続きキャシーさんは、お一人お一人と最後までご挨拶されていました。

今年の春先からの企画からご講演まで、本当にいろいろと快くご協力頂いたキャシーさんに、重ねて深謝申し上げます。

最後に、当ファイナンス稲門会事務局とワーキング・グループのご担当者の皆様へ感謝申し上げ、今回のファイナンス・フォーラムの報告とさせて頂きます。皆様ご協力有難うございました。
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以上、松本様のレポートでしたメモ

今後もファイナンス稲門会は様々なイベントを開催して参ります虹

どうぞよろしくお願いいたします。