山で炊きたてのお米を食べてみたい・・・
赤岳に行ったとき初めてアルファ米を食べて思いました。
「おいしくないナァ・・・」
米はくさらないし、山で炊ければ言うことないんじゃない?
ということで、おうちで試してみることに!
でも、わたしのコッヘルはチタン製・・・
チタンのコッヘルで米を炊くのは難しいんですって。
ネットでいろいろ調べて、いざ出陣!
カップ1杯(200ml)をシエラカップに入れたらこんな感じ、の図。
【 一回目 】
米・・・無洗米1合
水・・・200ml+無洗米のため気持ち多め
・やや強めの中火(5分)―沸騰後も中火のまま―音がグツグツからプツプツに変わってようやく弱火
・途中コッヘル内の圧力でフタが勢いよくビューン!と飛ぶアクシデント発生。
あわてて重石のため塩の入った壺を乗せる。
・結果
すぐに沸騰してしまい芯まで火が通らず。炊き上がりに20分もかかった(そして炊けていない)。
1回目は失敗。泣きたくなるビジュアル。
・所感
はじめチョロチョロ、中パッパ。の通りにやると米は炊けません。
これは、家のコンロを使用して鍋で炊くときも同じこと。
昔、炊飯器を持ってなくて鍋で米を炊いたことがありましたが
わからなかったもんだから
「はじめチョロチョロ、だから弱火だろ」
ってことで最初弱火で炊きはじめたら、ベチャベチャご飯になっちゃいました。
火加減は、沸くまで強火で・・・
と思って強めの火で炊くと、コッヘルの場合は湯が蒸発するのが先になってしまいよくなかった。
じっくり沸かして、様子をみながら炊き上げないと、火は通らないのにコゲる。
沸騰したら中火にして、しばらくするとおこげのにおいがしてくるので
火を止める、というセオリー通りにやると・・・コッヘルが焦げます!
チタンの場合は、一箇所にしか火力が集まらないので
あっという間に焦げちゃいます。
だから、しょっちゅうフタを開けて様子をうかがい
焦げる手前、まだ炊き上がってないんじゃ・・・くらいで火を止めるのが無難だとわかった。
無残に焦げたコッヘル
【 2回目 】
くやしいので、すぐにリベンジ。
米・・・無洗米1合→1.5合(夕飯にするため増やした)
水・・・シエラカップなみなみ1杯+1/5ぐらい。
ということは、250mlぐらいと思われる。
今度は50分水に漬けてみた。
・沸騰まで中火で8分。
・フタがやはり飛び上がったので弱火に。前回の失敗を踏まえて、ふたを開けて中の様子をうかがう。
火のとおりが均一になるように、スプーンで中をかきまぜる。
弱火にした
・弱火にしすぎたので時間がかかりすぎている。中火に戻し、合計13分。
結局14分で炊き上がった。
・コッヘルのコゲ防止のため、早めに火を止めて蒸らしで火を通す。
急激な温度降下を防ぐため、タオルを巻く。10分蒸らした。
・結果
炊き始めから終わりまで22分かかった。
蒸らす前はまだ水けが残っていたが、蒸らし後は水けも無くなり、ややベシャご飯になった。
真ん中はコゲた。
ガスは炊く前と炊いた後、10g減っていた。
・所感
今度は米の中まで火が通っていた。おこげの感じもおいしい。
水は多めに、火加減に注意し、チタンの宿命コゲを防止するため早めに火を止め
蒸らすことが大事だとわかった。
あと沸騰中、ものすごく水が吹きこぼれる。沸騰したら短時間で炊き上げなければ
バーナーが汚れる。
これは仕方がないのか。アウトドアだと思って、ワイルドに吹きこぼすしかないのか。
自分のテント場を少しでも汚したくない・・・これは次回要検討事項である。
【 おまけ 】
汚れたコッヘルを洗う意味もあって、味噌汁を作る。
・汚れたコッヘルに水を入れて沸かし、インスタント味噌汁を入れる。
コッヘルきれいになりました。でもコゲはとれません。
【 天かすおにぎり 】
最初の失敗ごはんは、炊きなおして食べられるレベルにはなったが
ビジュアルがよろしくない。
なので、おにぎりにして食べちゃおうと考えた。
わが家のお気に入り、グッチ祐三氏考案「天丼おにぎり」。
・ごはんにめんつゆ、天かす、ネギを入れて混ぜる
これだけ!でもこれ、不思議なことにものすごーくおいしいんです。
お昼ごはんにしました
シエラカップで湯を沸かしてみました。
火にかけても、まったく問題ありません(このシエラカップはステンレスです)。
200mlの水を沸かすのに、ガスを5g使いました。
今回、自分がいつも使っている一番小さいサイズのボンベを使いましたが
ここまで使ってもまだガスが残ってます。
炊飯をするのに、さほどガスは使わなくてもよさそうです。里山ならあり、ですね。