高速道路ではまだまだ見かけますが、高速道路ではお子さんを自由にさせている親御さんが本当にたくさんいます。


では、そもそもシートベルトやチャイルドシートは何故使わなければならないのでしょうか?

事故経験がある方はわかると思いますが、事故の時や事故を回避するための急制動時には、人体にとんでもない力がかかります。
その力はいかなるヒトであっても耐えられるものではなく、シートベルトやチャイルドシートを使用していない場合は最悪の場合は車外に放り出されます。

クローズドコースでシートベルト無しで時速10キロくらいから急ブレーキ踏むだけでもかなり同乗者は怖い経験をします(危険なのでやらないでください)。
前につんのめりやすい車の場合は、後部座席ではフロントガラスに向かって人間が投擲されるベクトルとなるため、より車外放出が起きやすくなります。


シートベルトやチャイルドシートを使用していない場合、さらによろしくないのが、前方に座る人に重傷を与える可能性が著しく高まるということもあります。

もちろんそれだけの衝撃があるため、車外に飛び出す頃にはその人はグチャグチャになります。


また、車外放出ではその人の希望の有無にかかわらず、その人に車の外の他人へ危害を加えさせてしまう可能性があります。


そもそも、シートベルトやチャイルドシートを使用していない場合、急ブレーキが必要な場合に本気で踏めるのでしょうか?

かなりのGがかかる急ブレーキを踏まざるを得ないような飛び出しをするアホがたまにいますが、子どもにシートベルトもチャイルドシートも使わせない親はそんな時でもヌルいブレーキ踏んで防げる事故を防がないんでしょうかね?


これで、車の中で子どもを遊ばせている方がまわりからどう見られているかわかると思います。


世の中には、命が軽いご家庭もあるのかもしれません。

ですが、命は失われたら戻ることがありません。

また、繰り返しになりますが、事故ではその日だけ命が失われるだけではありません。

人の命は人からの罵倒や強い後悔の念によっても失われてしまいます。

命を失ってからでは遅いので、どんなに子どもが抵抗しても、心を鬼にしてチャイルドシートやシートベルトを使用してください。