ベタニアの聖母


ベタニアの聖母とは、ベネズエラのミランダ州クアにある「ベタニア」と呼ばれる農場に聖母マリアが数回出現した事を指します。 最初の御出現は、受胎告知の祝日である1976年3月25日に記録され、その主人公はマリア・エスペランサ・デ・ビアンキーニであり、米国ニュージャージー州メトゥチェンの司教ポール・ブートコスキーが列福と列聖の手続きを開いた。この御出現は、1987年11月21日にピオ・ベッロ・リカルド司教によって正式に承認されました。この御出現は、「全ての民族と国家の和解者聖母マリアの召命」の称号を受け取りました。カトリック教会は、3月25日の聖母マリアの祭典を記念しています。


出現


最初の出現は1976年3月25日の受胎告知の祝日に記録され、幻視者マリア・エスペランサのみが目撃しましたが、その後数回の出現で他の人も目撃しました。これらの出現の場所は、ベネズエラのミランダ州にあるベタニアと呼ばれる農園で、後に聖域となり、世界的に知られる宗教的、神秘的、観光地となった。1984年3月までに、記念日のミサの後、滝の上に聖母が止まっているのを見たと約150人が主張し、その内108人がこの出来事の証人として文書に署名した。彼らの言うところによると、この出現はルルド、カルメン、奇跡の聖母など、7つの異なる祈祷を受けていたが、最後の祈祷では、降伏の姿勢で右腕に子供を乗せ、左手に子供を抱いていたという。捜査中のロス・テケス教区司教、イエズス会モンシニョール・ピオ・ベッロ・リカルド氏は、御出現を目撃した人は2000人近くいたと述べた。御出現を承認するにあたって、ピオ・ベッロ・リカルド司教は次の様に書きました。


「私は、フィンカ・ベタニアで起きた幻影の1つ1つが本当にその様なものであると断言しようとする訳ではありません。単純な幻覚のケースもありました。ルルドでも多数の疑似予言者がいましたが、これら全てがそうではありません。はい、私はそれらに信頼性を認めますが、多数の証言の正当性を損なう物です。」


画像


新しい像がイタリアから持ち込まれるまで、暫くの間崇拝されていたこの像はルルドの聖母の献身による物でした。彫刻は大理石でできており、先見の明のあるマリア・エスペランサによって提供された詳細に基づいて作られました。御出現32周年を記念して前夜から始まった通夜の後、2008年3月25日、ロス・テクス教区司教モンシニョール・フレディ・フエンマヨールによって聖像が即位した。このイベントには、霊能者の夫でベタニア財団市民協会会長のジオ・ビアンキーニ氏と、市民協会に所属する会員で構成された1981年設立のベタニア合唱団も参加した。




マリア・エスペランサ・デ・ビアンキーニ


マリア・エスペランサ・デ・ビアンキーニ(1928年11月22日-2004年8月7日)は、オリノコ川近くのモナガス州バランカスで生まれたベネズエラの神秘主義者でした。2010年1月31日、ニュージャージー州メトゥチェンにあるアッシジの聖フランシスコのカトリック大聖堂で、メアリー・ホープの列福と列聖の理由がメトゥチェン教区のポール・ブートコスキー司教によって開かれ、この法で次の様な事が与えられた。神の僕という称号。マリア・エスペランサのマリアの御出現は地元の司教によって承認されました。


バイオグラフィー


マリア・エスペランサはまだ若い内に修道女になる事を考え、修道院に入る事を考えたが、1954年10月3日の幻の中で、彼女の天職は結婚生活である事が明らかになった。聖ヨハネ・ボスコは幻視の中で、1955年11月1日に夫に会うと告げたと言われています。二人の結婚は1956年12月8日にローマのサン・ピエトロ大聖堂の礼拝堂で行われました。彼女は特にリジューの聖テレーズ、つまり「小さな花」に熱心でした。信者らは、彼女は若い頃から美徳と神への忠実な人生を送り、超自然的な知識、癒し、幻影、霊の識別、咆哮、エクスタシー、浮遊、聖性の匂い、聖痕、能力、他人の心を読む事などの賜物を受けていたと主張している。目撃者らは、彼女がミサ中に空中浮遊し、バイロケーションを行っているのを見たと主張している。彼女の伝説によれば、マリアは聖ピオ神父の霊的な指導とマントを受け、亡くなる前日に夫の立会いの下で聖人からの超自然的な訪問を受けたという。

1984年3月25日、聖母マリアはベネズエラのフィンカ・ベタニアでマリア・エスペランサに現れました。  100人以上の証人が書面による出廷証言を行った。地元の司教モンシニョール・ピオ・ベロは、当時の教義省長官ジョゼフ・ラッツィンガー枢機卿と協議の上、1987年に御出現を承認した。



ベタニアのロザリオ

プレゼンテーション


(レオ神父、SCJ - 本「内なる癒しの秘密」のページ 138 ~ 140)


私はここで、私のコミュニティからの非常に個人的な献身を紹介する事を自由に思います。神様、私がそれをこの章で強調する素晴らしい祈りと同一視したい事は禁じられています。私がベタニアのロザリオを紹介するのは、私たちが管理している5つの地域に広がる多くの息子や娘たちの生活の中で経験し、目撃してきた様に、その有効性を信じているからです。この祈りの原動力は、私たちのカリスマ性の主要な要素を強化し、誰もがカリスマ性を実践できる様にする事です。なぜなら、麻薬、売春、暴力、そして特に、疎外を通して。ベタニアのロザリオは、私たちが生きようとしている事、そして子供たちが生きるのを助ける為の5つの主要なポイントを強調しています。私たちはベタニア、つまりイエスを歓迎する方法を知っていた家になりたいと思っています。ベタニア・イエスはいつでも、約束も警告もなしに到着する事ができました。私たちは、家に近づく全ての人として来られるキリストを常に受け​​入れる広い心を持ちたいと思っています。ベタニアでは、そこに住んでいた三人の兄弟がイエスを歓迎したように、私たちもイエスを歓迎したいと思います。私たちはマルタとは奉仕と与える事の恵みを学びたいと思います。マリアとは弟子になる事の恵みを学びたいと思います。そしてラザロとは真の友情の経験を通して墓から出てくる可能性を学びたいと思っています。このロザリオを祈る事は、身体的、心理的感情的、霊的といった人生のあらゆる側面を回復する必要性を強めるのに役立ちます。だからこそ、私たちは争いや口論の道具となり得る物は全て避け、共同体で暮らしたいという願望を笑顔と正直で誠実なハグに変換しようと努めます。イエスがベタニアに到着された時、全てが失われた様に見えました。ラザロは既に埋葬されていました。全てが終わった。然し、イエスの到来により全てが変わりました。不可能な事が起こったのです。ラザロは復活しましたが、イエスを呼んで墓から石を取り除き、彼を縛っていた紐を解く必要がありました。内なる癒しは、多くの場合、人間には不可能な恵みです。然し、それはあくまで人間的にです。イエス様に祈って下さい。イエス様、ようこそ。イエス様を受け入れて下さい。イエスに、愛する人たちが病気であると伝えて下さい。もしかしたらそれは貴方自身の病気かもしれません。恐れる事はありません。イエスが貴方の墓に侵入できる様にして下さい。イエスが自分の墓のすぐ近くまで来る様にして下さい。石を取り除き、絆を解く事ができる兄弟たちの助けを受けて、今日、イエスがその名を語るのを聞く為に耳を広げて下さい:ラザロ、出てきて下さい! (あなたの名前)、出てきて!


このロザリオは、通常のロザリオで祈ります。


最初に、十字架で次の祈りを唱えます。


聖十字架の印によって、神よ、私たちの主よ、私たちを敵から救い出して下さい。父と子と聖霊の御名において。アーメン。


「使徒信経」


「主祷文」


1人1人をあたかもキリストご自身であるかの様に歓迎して下さる恵みを神に求めて、祈りましょう。


「天使祝詞」


1人1人を笑顔で迎えて下さる恵みを御父に願いながら、祈りましょう。


「天使祝詞」


決して議論で時間を無駄にしない様にイエスに恵みを求めて祈りましょう。


「天使祝詞」


心からの抱擁を通じて兄弟としての歓迎を経験する恵みを聖霊に求めて、祈りましょう。


第1連☆歓迎


私たちはベタニアをイエスを歓迎する方法を知っていた家として考えます。私たちの所に来る一人一人を、あたかもキリストご自身であるかのように歓迎する事を学びましょう。


小珠で、次の祈りを唱えます。


柔和で謙虚な心のイエスよ、私たちの心を貴方の様にして下さい。(×10回)


祈り


ベタニアの聖母よ、私たちに歓迎の恵みを教えてください。


第2連☆マルタの理由


マルタを見ながら、私たちの体を回復し、世界を変革する奉仕に身を置くために働く恵みを求めましょう。


小珠で、次の祈りを唱えます。


柔和で謙虚な心のイエスよ、私たちの心を貴方の様にして下さい。(×10回)


 祈り


ベタニアの聖母よ、私たちに歓迎の恵みを教えて下さい。


第3連☆動機となるマリア


ベタニアのマリアを見ながら、私たちの回復の基礎としての霊的次元を発見し、その足元に座る事を学ぶ恵みを主に願いましょう。


小珠で、次の祈りを唱えます。


柔和で謙虚な心のイエスよ、私たちの心を貴方の様にして下さい。(×10回)


祈り


ベタニアの聖母よ、私たちに歓迎の恵みを教えて下さい。


第4連☆ラザロの理由


ラザロとその姉妹たちに対するイエスの偉大な愛を熟考し、私たちの愛情と関係を回復して下さるよう主に願いましょう。


小珠で、次の祈りを唱えます。


柔和で謙虚な心のイエスよ、私たちの心を貴方の様にして下さい。(×10回)


祈り


ベタニアの聖母よ、私たちに歓迎の恵みを教えて下さい。


第5連☆充実した命の場所、ベタニア


イエスはラザロを復活させる為にベタニアへ行きました。私たちは彼と共に、依存症、罪、病気の墓場にいる全ての人たちに叫びたいと思います。「出てきて、生き返って下さい」と。


小珠で、次の祈りを唱えます。


柔和で謙虚な心のイエスよ、私たちの心を貴方の様にして下さい。(×10回)


祈り


ベタニアの聖母よ、私たちに歓迎の恵みを教えて下さい。


このロザリオの締め括りとして、「サルベ・レジナ」を唱えます。



出典元・pocketterco(ポルトガル語・Google翻訳)、Wikipedia(スペイン語・Google翻訳)





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