ミルテンベルクで、クルーズ船を見失い、タクシーを飛ばしてなんとか乗船できた連れと私。いつ、集合場所の案内があったのか、反省してもわからずじまい。
しかし、連れは、違うことを考えていた。
連れ曰く。
船は、港に停泊している間、「停泊料金」が発生しているはずだ。出航は17時予定だったが、自分たち遅れたことにより、30分の停泊時間延長となっている。もし、停泊延長料金が発生していたら、その金額は、私たちに請求されるのではないかっとのこと。
彼がそう考える根拠には、クルーズ船の掟がある。
外洋船では、港湾使用料がかかる。なので、停泊を延長すると、その延長料金も加算されるから、時間に集合できない乗客は置いていかれる。
つまり、船を遅延させる行為は、クルーズ船としては、大罪以外何もでもないのだ。そのため、いつも連れと「乗り遅れちゃダメだよぉ~」っと気をはっていた。
港湾よりは厳しくないと思うけど、リバークルーズも同じだと思う。私は、間に合ったんだから大丈夫って思っていたけど、連れの言っていることって、正しい。
そういえば、タクシーに乗った時、プログラムマネージャーからのメッセージに「待つことに決めた」っとあった。私は、船に向かっているのだから、船は当然のごとく、待つことが当たり前のように思っていた。なので、連れに「待ってくれるって」っと、何気なく伝えていたのだ。
しかし、今思えば、たった二人の乗客のために、クルーズ船が30分も待ってくれること自体、ありえないことなのだ。リバークルーズは時間に関しては、結構余裕はあるのかもしれないけど、本来は、待たない。そのためプログラムマネージャーは「決めた」という単語を使ったんだと思う。
そのことも踏まえて、連れは、もし、船の延長停泊料金が発生していた場合、船の出発を遅らせるという大罪を犯した、私たちに延長料金が請求されるのではないかと思ったらしい。参照:連れ、後日談④
旅行保険は入っているが、クルーズ船の保険には、入ってない。
ひっじょーに、まずい・・・・。
連れは、とにかく日本の代理店に今回のことを報告して、このような場合の、対処法や、前例などを聞くべきだと言った。私も、色々知りたかったので、日本が真夜中と知っていたけど、すぐメールを代理店に送った。
バイキングの日本代理店の方は、本当に親身で、対応が早い。この時も、私のメッセージに、翌日すぐ回答をくれた。
ただ、特に私の質問に対しての答えはなく「落ち込まれるのは、わかりますが、今は、クルーズの旅を存分に楽しまれたらいかがですか?」っと書かれた。
連れと二人でこのメールを読んで「多分、下手に騒ぎ立てるより、おとなしくしてた方がいいってことじゃない?日本と違うから、余計なこと言うと、それでいいって私たちが合意したことになるってことかもね」っと言う結論に至った。
ちなみに、停泊料金は請求されなかった。よかったぁ~。
参考までに、クルーズ船に乗り遅れた場合、どうするのかを調べた結果、どのクルーズ船でも「自力で次の寄港地まで来い」とある。当然だろうけど。
まぁ、その時は、タクシーで追いかけるのかな。
・・・気の遠くなるような料金が請求される・・・よね。
きっと。
クルーズ船の集合時間は厳守、そして、絶対乗り遅れちゃダメだ。
では。