関東大震災並みのM8級発生確率、5%に上昇(4月26日日本経済新聞)
相模トラフで
地震調査委、30年以内で

(1)相模トラフは、日本列島が乗る北米プレートの下にフィリピン海プレートが沈み込み、さらにその下に太平洋プレートが入る複雑な地形を持つ。
1703年の元禄地震(M8.2)や、死者が10万人超に達した1923年の関東大震災(M7.9)など周期的に大地震を起こしてきた。

(2)M8級(M7.9~8.6)の地震が起こる確率は10年以内が0~1%、30年が0~5%、50年が0~10%とした。
ただし発生間隔は390年に1回と、これまでの平均間隔(320年に1回)より延びるとした。
 
(3)一方、M7級(M6.7~7.3)の地震は10年以内に30%、30年で70%、50年で80%とし、前回評価とほぼ同じ。
平均の発生間隔は27.5年に1回とした。

(4)南海トラフ巨大地震(M8~9級)の30年以内の発生確率は70%、首都直下型地震(M7級)は同70%。