「Heartless。。。」 | 我ここに在りてここに無し

我ここに在りてここに無し

青きBOUGAの果て

ひとりごとのように

詩と小説を書き綴ります。

何か心に響くものがあれば

それだけで。



必ずしも迷路に 分かれ道が あるとは 限らない

どこまでも続く一本道の先に自分の背を眺め

前無き明日と後無き過去の隙間に人は落ちるもの






 
 


砂浜で麦わら帽を水平にかぶり朝日に向かって立っている

そんな前後の分らぬ人の足跡ほど妙に頷くこともあり

誰もが眺める海の青に深い悲しみを感じ咽(むせ)び

人は眠る






眺め続けてきた風景を捨てるかのように消えゆく棲家こそ

世の中で最も人の心を裸にし人の心を誰よりも覚えている

恋とはそういうもの愛とはそういうもの





こうして人は心から切り離され現の渦に巻き込まれ

幻想を見る者達が幻想に復讐を受け無情に伏すだけと

人は嘯(うそぶ)く





籠を檻とも知らずうろうろと人は歩き回り腰を下ろす

見上げた夜空に見るものは電線にぶら下がるOrionか

くゆる灯りを吸い込む無常観と付き合うほど

人は肌を頼る






雨が降るかと思えば提灯(ちょうちん)のような月が上がり

水に溶けるような月夜に浸され舳先を失う漁師のように

ただ人の流れに身を委ねるには露一白喉に流し込み

人は目を閉じる 
 




ひまわり 恋し 月の夜の夢