「Crane。。。」 | 我ここに在りてここに無し
紙の上に
線を
描くことも
出来ず
書くことの
速度すら
失う
夜に
覚悟して
文字を
なぞる
身体は
夜を
越え
心は
陽に
辿り着く
冬を
知らぬもの
春を見ず
春を
知らぬもの
夏を見ず
夏を
知らぬもの
秋を見ず
秋を
知らぬもの
冬を見ず
春の終わりの
夏の初めに
言問えば
秋の終わりの
冬の初めに
愛深く
どれほど
理性を
受け入れ
人の道
歩くとも
人間の
感情の
重さに
勝るもの
無し
人は
藍青の空を
越え
愛
立ち上がる
越える
明日を
知るより
越える
今日の
時を
我武者羅に
喰らうのみ
我が
愛に
迷い
無く
鶴のごとく
愛の
間(ま)に
息を
呑む

