前回の投稿でスキーのインストラクターは、受講生の思い出に残る素敵な仕事と書きましたが、これはあくまで受講生側の印象であります。
もしインストラクターがマイナスの気持ちで教えていたらどうでしょうか?
例えば
- 毎回、子供や素人相手につまらない。
- 安い料金で全然儲からない。
- 寒いし、早く終りにしたいなぁ
せっかく他人の一生の思い出に残る仕事をしているのに、それを自覚せずにやっていたら、
時給〇〇○円の時間を切り売りしているアルバイトと同じですよね。
我慢料!
でも、自覚している人は、人生の大切な時間を本当に楽しんでいるのだと思います。
なんとなくわかった気がします!
恩師と呼ばれる学校の先生と、
生徒に暴力を振ったり虐待してしまう
先生の違いが!
ところで、僕の職業は大工です。
残念なことに自社の仕事があまりなく、大手ハウスメーカーの下請けをすることもあります。
資本主義の国なので
大手ハウスメーカーは、原価や人件費を抑えて利益を大きくすることが当然です。
それは僕たち大工の手間代も当然、厳しく抑えられています。
そして手間受け大工も自分の売り上げを少しでも伸ばせなければなりません。
それには早く大工工事を終わらせるしかないのです。
たくさんの作業がありますが
中には見えなくなる作業箇所を
手を抜いている大工。
雑な仕事をする大工もぶっちゃけいます。
そうして自社の利益を少しでも大きくしたい気持ちもわかるのですが。
その人の家族や社員のことを考えてのことだと思います。
僕も自分の家族のために毎回安い単価で受けているのだから、次は手を抜けるところは抜いてやろうと思っているのですが。
でも作業に入ると何故か手を抜けない自分がいます。
この家に住む人のことを考えると、一生に1度の家だから丁寧に作ってあげようと。
そして毎回大工工事完了後、手元に残るお金の少なさに、がっかり。自暴自棄に!
またやっちまった と。
なぜ手を抜かなかったのだろうと?
その答えがたまたま見ていたサーフィン系YouTubeの中にありました。
サーフィンの良さはサーファー以外の人にはわからないと思いますが、波に乗る感覚は、何とも言い表せられないほど気持ちが良いのです。
昨年の秋ごろ世界屈指のサーフボードメーカーであるアルメリックのシェーパーとライダーたちが日本にやってきてインタビューに答えている映像がありました。
シェーパーのブレットメリックさんが、
「私がサーフボードを作る理由は、皆さんにたくさん良い波に乗って幸せになってもらいたいだ」
とおっしゃっていました。
幸せになってもらいたい!
これだー
と思いました。
僕も4年前に自宅を自分で建て
現代住宅の暖かさや快適さにとても幸せな気持ちに毎日なっています。
この幸せな気持ちを皆様にも感じてもらいたくて、家づくりをしています。
手間受けの家だけどこの家に住む人の幸せを願ってたんだと、腑に落ちました。
胸の中のモヤモヤがパッと晴れました
これからはこの皆様に幸せになってもらいたいと言う気持ちを第一に仕事に取り組みます。
これはどんな職業でも世の中のためになっていない仕事なんてありえません。
どの職業の方も自分が世の中のためになっていると自覚すると、今まで嫌だと感じていた仕事でも少し楽になるのではないでしょうか?
