3/19放映分「待ってました大統領」他 | 週刊サザエさん
2006-03-22 14:03:57

3/19放映分「待ってました大統領」他

テーマ:今週のサザエさん

●『待ってました大統領』脚本:雪室俊一


 磯野家に大統領がやって来る!?
 しかし、統領は統領でも棟梁なワケで。


 ストーリー作品。とんでもゲスト型。
 雪室先生は時々とんでもないゲストを出して、その個性だけで話を引っ張る形がありますね。ハマる時とハマらない時があるのですが、果たして今回は?


 風呂が壊れたらしい磯野家。馴染みの工務店が修理にやって来るわけですが、職人気質の棟梁が弟子も一緒に連れて来ます。ヘッドホンに茶髪、ど根性ガエルのヒロシ風のサングラスを額につけた見た感じイカれた若者です。
 金次郎と言う名前ですが、「ジミーと呼んでくれ!」と言っている辺りやはりどこか壊れています。ジミーヘンドリックにでもかぶれているのでしょうか?「ダイゴウジガイ」を名乗るヤマダジロウさんを思い出してしまいました。


 さて、一生懸命働いている棟梁と引き換え、ジミーは縁側で怠け放題。さすがにサザエもキレますが、棟梁は棟梁で「やっと見つけた弟子だから」と甘やかします。どこも人材不足も深刻なようです。


 昼ごはんは棟梁はお弁当ですが、ジミーはハンバーガー。「でっけえ口を開けないと食べられないパン」と説明する棟梁。サザエに言われるまでハンバーガーを知らなかった模様です。江戸っ子だねえ。


 そんなジミーにいつの間にか懐くタラヲ。ジミーも満更ではないようで、ハンバーガーをタラヲに分けてあげたり、ヘッドホンに童謡を入れて(お馬の親子)タラヲに聞かせてあげたりするいい人振りを見せます。人は見かけによらないと言いますが、こうして、オチに結びつく伏線を提示しているわけですよ。


 このジミーのキャラがなかなか面白くて、棟梁の事を「ボス」と呼び、語尾に必ず「~ッス」とつけます。ジミーのクセに江戸っ子かよ!?って感じ。


 ところがその翌日、棟梁がぎっくり腰を患ってしまいまして、ジミーが独りで磯野家の風呂を直しに来ます。心配なサザエですが、ジミーの腕は確か。イカれているように見えてしっかりと基礎は身についているのでしょう。そして、サザエが用意したエスプレッソも飲まずに「もう一軒廻らなきゃいけませんから」と磯野家を後にします。「(窓が外れて落ちて来るかも知れないから)風呂に入る時はヘルメットをかぶった方がいいっス」などとサザエに言うユーモアもあります。もっとも、サザエはマジに受け取りますが。


 会社帰りの波平。「あさひがおか整形外科」から棟梁をおぶって出てくるジミーを目撃します。こうして「ジミーいい人」疑惑が広がります。


 風呂に入っているマスオ。その時、外でガシャーン!と言う音がします。やはり窓が外れたのか!?と慌てるサザエですが、単に庭でタマと他所のドラ猫が追いかけっこをしていて脚立が倒れただけでした。脚立を倒すなんて、どれだけ破壊力のある猫なんだ!?


 すっかり、腰も全快した棟梁。磯野家でお茶を飲みながら、ジミーにおぶわれた背中で眠ってしまった事を語ります。何だかんだとジミーの事を信頼している棟梁。そして、そこに作業着をビシッと着込んだ角刈りの青年が棟梁に仕事を促しに来ます。誰だ?と思いきや、これが何とジミー。劇中で深くは語られませんが、きっと、棟梁の職人生活がもう永くない事をぎっくり腰で悟って、やる気を出したという事なのでしょう。そんなジミーに対してサザエがタラヲに「こんな時はこう言うのよ」と「待ってました大統領!」と声をかけて、ジミーが照れて終わりです。何で、大統領なのかはよくわかりません。


 なかなかにいいお話。ジミーがいい味を出してました。必要以上にジミーに語らせずにその変心をさり気に視聴者に悟らせてくれる辺りは上手いですね。


○エスプレッソ(ジミー専用)
 お茶代わりにジミーが所望。エスプレッソなんて当然ない磯野家ですが、偶然にもおカルさんがエスプレッソのインスタントを持っていて事無きを得ます。
 ところでこのエスプレッソのボトル。ラベルに「エスプレッソ」とカタカナで大きく書かれています。そこで調べてみると、該当するものが「マキシム」でした。他は皆、英語表記なのですよね。おカルさん、案外と庶民的なのね。


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●『演技派カツオ』脚本:城山昇


 カオリちゃんにもてたいカツオ。
 演技派と言う個性を生かして、様々な作戦に挑む。


 小ネタつなぎ作品。カツオチャッカリ型。
 小5ともなると、色気も出てくる年頃ですよね。


 いきなりサザエのヘアピースを使って女装しているカツオ(笑)あまりに強烈なファーストインパクトです。カツオが変な方向に目覚めない事を祈ります。
 化粧品のセールスマンさえも欺いた事で、自分の演技に自信を持ったカツオは、調子に乗ってサザエまで騙そうとします。そして、あっさりと「カツオの友達」と言う言葉に騙されるサザエ。結局、ヘアピースやスカートが無くなっている事を知って、ようやく変装に気付くわけですが、あなた方、それでも兄弟ですか?(まあ、まさか弟が女装しているとは想像を超えてしまっているのでしょうけど)


 いよかん食べてるカツオ。ワカメとタラヲが欲しがりますが、カツオが裏のおばあちゃん並みのしわくちゃな顔をしているのを見て「すっぱそうー」と諦めます。もちろん、これもカツオの演技。芸達者でんな。カツオの顔のグチャグチャ具合がなかなかに笑えました。


 翌日にカツオはカオリちゃんと掃除当番の予定。ウキウキカツオは、前日からシャツにアイロンを当てたり、波平にヒゲを剃ってほしいと頼んだり、思春期モード爆発です。それだけ色気づいても、波平と一緒に風呂に入っている時点で、まだまだ子供だと思いますが。


 当日、カツオはオシャレのトドメとして波平のヘアローションをつけて登校しますが、実はこれが波平愛用の育毛剤。妙な匂いを中島に指摘されて、カツオはようやくそれに気付きます。自分の頭につけられているのに本人が気付かないとはどういう事だ?それにしても、波平の頭を見る限り、効き目がない育毛剤ですよねえ。


 そんなこんなで、放課後がやって来るわけですが、何とカオリちゃんが用事が出来た為、掃除当番をマンモス花沢と交代していたと言う悲劇が。カツオとツーショットになれる事に大喜びの花沢ですが、この日のために、全精力を傾けてオシャレしてきたカツオはガッカリ。そして「お腹が痛い」と偽って、中島と掃除当番を代わってもらいます。


 帰宅後、買い物に出かけるカツオ。そこで花沢とバッタリ出くわします。腹痛と偽って掃除当番を回避した身なので、「これから医者に行くところ」と誤魔化しますが、おせっかい花沢は「付き添うわ」などと余計な事を言います。結局、内科の表までついて来られて、待合室でマンガ読んで過ごすカツオでありました。


 そこまで努力して演技して来たカツオですが、実は中島には全てお見通しでした。もちろん、カオリちゃんへの下心も含めて。「あまりに必死に演技してたから(かわいそうになって)」と中島に笑われるカツオ。中島の方が一枚も二枚も上だったというお話です。


 サザエに何やら見つかりそうになり、慌てて座布団の下に隠すカツオ。サザエやフネさん、そして「親に隠し事が一番イカン!」と言う波平まで巻き込んで、隠したものを引きずり出されます。実はそれは90点のテストの答案。もったいぶって隠してフネさん達の感心を引いたわけですね。中島には看破されたものの、演技派カツオの面目躍如のオチでした。
 ただ、コレ、もしかして本当に隠さなければならないものだったら、家族一同気まずくなっていたでしょうね。例えば「全国女子高制服図鑑」とかほしのあきのDVDとか。


☆一口メモ
 カツオが勝手にヘアピースを持ち出した事に怒るサザエですが、カツオが化粧品のセールスマンからサンプルをタップリ貰っていた事であっさり許します。こんな子供にサンプルを渡すセールスマンもアレですが、あまりに現金なサザエが微笑ましいところ。実は磯野家で一番誘拐しやすいのはサザエかも知れません。


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●『ぼたもち大好き』脚本:成島由紀子


 お彼岸。ぼたもち。ご先祖様。
 すっかり、春になった磯野家の一日。


 小ネタつなぎ作品。磯野家型。
 お彼岸になると出てくる磯野藻屑源素太皆。何だか、忘れた頃にこの人が出てくると「ああ生きていたんだ」とホッとしますな(いやいや、もう死んでるって)。


 お菓子屋にぼたもちを買いに行く駅員。しかし、ぼたもちは売り切れ。買えずに帰って来た駅員が、忘れ物置き場にある、ぼたもちが大量に入った風呂敷包みを恨めしそうに見るオープニング。


 ご先祖話をしている磯野家。ぼたもち(おはぎ)を38個食べた磯野藻屑源素太皆は有名ですが、カツオは「そんな人ではなく!(もっとカッコいい人はいないのか?)」と言います。そのカツオの言葉に激怒する磯野藻屑源素太皆(の幽霊)。


 さて、お彼岸といえばぼたもち。何でも、フネさんが作るぼたもちは相当美味しいらしく、この時期が来ると引く手数多になります。フネさんの苦労もつゆ知らず、ワカメはスズコちゃん、波平はオカマのオカジマさんに既に分けてあげる約束をして来ます。ぜひとも、アナゴくんにも分けてあげてほしいものです。


 そんな感じで大量注文を請け負ってしまったフネさん。予想以上だったために、小豆が足りなくなります。そこにワカメが「コレを使って」と何処やらから小豆を持って来ます。以前にお手玉を作った時に余った小豆だそうです。何気に「おてんば倶楽部へようこそ」とリンクしている内容なのだな。


 当日、おはぎをせっせと作るフネさん。せっせと食べる波平達。「アナタ作る人ワタシ食べる人」を地で行っています。かつて、このフレーズで放送禁止になったラーメンのCMを思い出します。それにしても、口の周りを小豆でドロドロにしている波平に父親の威厳はありません。


 台所でぼたもち作りを興味深く見つめる磯野藻屑源素太皆。ノーマル、黄な粉と来てゴマがない事に気付いて、フネにそっと「ゴマも欲しい」と耳打ちをします。すると、フネさん、「ゴマもなくっちゃね」とゴマもちを作り始めます。死者と会話しちゃいましたよ、この人。オーストラリアの超能力者ガブリエルなみですな。


 ぼたもち作りをカオリに教えたかったカツオですが、そこにお邪魔虫花沢が「お嫁さんになった時に困らないから」とぼたもち作りを習いに来ます。それだけは勘弁してほしいカツオ。ぼたもちを届ける事で一時は決着を見たものの、カオリちゃんや花沢にぼたもちをあげるのだったら、早川さんにもあげないとバランスが取れないと言う事で、急遽、3人を家に呼ぶ事に。中島や西原を無視して、女の子3人を家に呼ぶ辺り、「見損なったぞ、磯野!」と中島に言われても仕方がない展開ですね。


 ぼたもちの美味しさに感心するカオリちゃん達。ご先祖の話になり、磯野藻屑源素太皆が38個のぼたもちを食べたエピソードを話すと、途端に大爆笑になります。これに憤然とする磯野藻屑源素太皆。でも、磯野家の家督を継ぐ存在は今のところ、カツオだけ。そして、この3人の内の誰かがその一助になるのかも知れないので(花沢が最有力)、磯野藻屑源素太皆も長い目で見てあげて欲しいものです。少なくとも、花沢だったらサザエみたいに仏壇にぼたもちを供え忘れる事はないと思うがなあ。


 深夜、波平の夢枕に立つ磯野藻屑源素太皆。「近頃お供えが寂しい」と文句を垂らす磯野藻屑源素太皆に対して、波平は「物価の上昇も激しく」と言いわけします。そんな波平に磯野藻屑源素太皆は「そんな事もあろうかと庭に金子を埋めておいた」と言います。その翌朝、嬉々として「正夢かも知れん!」と庭をスコップで掘り起こす波平でエンドです。江戸時代から、そこが磯野家の持ち土地だったわけじゃないだろう、と言う突っ込みはヤボってもんですかね。


☆一口メモ
 カオリちゃんの先祖はヤリの名人だった。

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