今回は生田緑地に遊びに行きました。

秋雨が心配でしたが、ちょうど当日朝に雨があがってよかった。

この前の回も同じ生田緑地にある「藤子・F・不二雄ミュージアム」に行きましたが、「生田緑地ってどこですか?」という人もけっこういそう。

生田緑地は狛江市から多摩川を越えた先、川崎市の多摩区にある広大な緑地で、川崎市最大の都市公園でもあります。

生田緑地には現在でも雑木林や湿地、湧水など豊かな自然が残されており、6月にはホタルを見ることもできます。

その他に「日本民家園」「岡本太郎美術館」「かわさき宙(そら)と緑の科学館」「藤子・F・不二雄ミュージアム」「生田バラ園」などの施設もあって一日中楽しめるので、都内の有名な都市公園にも全くひけをとりません。

下の写真は僕がバラ園で撮ったものです(上手に撮れたので自慢させろやイヒ)。

①日本民家園

生田緑地の東口を登ったすぐの場所にあるのが「日本民家園」。

「日本民家園」は、急速に消滅しつつある伝統的な民家を後世に残すことを目的に作られた野外博物館です。
園内には25棟もの古民家が点在しており、そのほとんどが重要文化財や歴史的記念物に指定されています。

入園するとすぐ室内展示室があり、民家の造り方の紹介や大工道具の展示が行われています。

こういう事前の展示があると僕も説明がしやすい。

室内展示を見終わったので、いよいよ園内散策を開始です。

外に出るとなんとも懐かしい田舎の風景が広がっています。

園内にはたくさんの民家がありますが、これらは元々ここにあったわけじゃなくて、色々な地方からの移築建築物なのです。

例えばこの「原家住宅」は明治44年(1911年)、川崎市中原区に建てられたもので、園内では比較的新しい建物です。

「三澤家住宅」は19世紀中期、長野県に建てられた商家(薬種問屋→旅籠)で、屋根板を押さえてあるたくさんの石が特徴的です。

山梨県の農家「広瀬家住宅」は風の強い山の斜面に建っていたので、えらく軒が低いです。

この建物なんて17世紀(江戸時代真っ只中!)の建物だからね、よく残っていたもんだ。

「菅原家住宅」は山形県の農家の家。

豪雪地帯の家なので、建物が丈夫で屋根部の高窓が特徴です。

…と、こんな感じで民家ごとに建てられた年代、建てた場所、用途などに違いがあるので、一軒見学するだけでもけっこう時間がかかります。

その他、武家屋敷の出入口や…

水車小屋など、本当に様々な古い建物がたくさんあり、ここだけで一日つぶれそうなレベルです。

当日は僕ができる限り説明をしながら歩きましたが、ブログに全ての民家の写真と説明を書いたら完成まで1ヶ月かかるので、今回は割愛します。

紅葉はイマイチな感じ?だったけど、少しだけは楽しめました。

雨上がりで濡れた小道に光が差して紅葉もより鮮やかだね、趣のある良い写真が撮れた。

立派な合掌造の「江向家住宅」は、18世紀初期の富山県の農家の建物で、重要文化財にも指定されています。

ころ柿(干し柿)がいい味を出してますなぁ。

いくつかの古民家は中も見学できます。

煙が出ていますが、これは囲炉裏で火を焚いているためで、屋根の防虫や耐久力UPに役立つそうです。

近くの谷を渡るための渡り籠(ロープウェイ)がある家もアセアセ

床の間も土、竹、板など様々な種類があったそう。

原木を使った曲がった梁もいいねぇ。

多摩川の船頭小屋。

こちらは増水の時に移動できるようになっています。

蚕影山祠堂(こかげさんしどう)は、養蚕信仰のお堂。

養蚕は大切な産業の一つだったので、蚕を神様として大切にしていたんですね。

最後に紹介する「伊藤家住宅」は民家園誕生のきっかけとなった家。

外見はシンプルだけど、みそ部屋やマグロの魔除けなどが面白い家でした。

途中でお昼も食べてのんびり散策しました。

川崎にあるので都内在住の人の中には遠くて敬遠する人もいそうだけど、すごくいいところですよ。

1棟が修理中だったので、今回は24棟を見学。

さすがにちょいと疲れましたが、楽しかったニコ

②川崎ローム斜面崩壊実験事故 慰霊碑

民家園奥門から出たところにはメタセコイアの森があります。

メタセコイアは背が高い木なので光が遮られ、この辺はちょっと薄暗くて怖い感じがします。

そんな中にあるのが「川崎ローム斜面崩壊実験事故慰霊碑」です。

昭和46年(1971年)、関東ローム層におけるがけ崩れのしくみを解明するべく、生田緑地にて斜面崩落実験が行われていましたが、予想を超える大規模ながけ崩れが発生して研究員や報道関係者15名が生き埋めとなって死亡しました。
事故現場は整備されて現在は「岡本太郎美術館」となっていますが、近くにあるメタセコイアの森の中には大惨事を今に伝える慰霊碑がひっそりと建っています。

この慰霊碑のせいで怖い感じがするわけではないと思うけど、やっぱりちょっと怖いね。

今じゃ楽しい公園になっていますが、こういう事故があったことを忘れちゃいけません。

③岡本太郎美術館

メタセコイアの森を抜けると、「芸術は爆発だ!」の名セリフで有名な岡本太郎先生の「岡本太郎美術館」がありますが、まず館外のアートをチェックしましょう。

紹介せずとも目に入る巨大なシンボルタワー「母の搭」。

岡本太郎先生は近鉄バファローズの昔のロゴマーク(猛牛マーク)も手掛けています。

その猛牛マークに似ている作品「樹霊」…ふむふむ…なるほど、分からん。

しょっぱなから謎アートを鑑賞し、いよいよ館内へ。

館内では先生の作品の展示に加え、既成概念を打ち破る独特の生き方の紹介や、両親である一平とかの子についての展示も行われています(常設展は撮影禁止)。

まぁ、館内も謎アートだらけでしたが(特に絵画)、立体物は面白いものが多いです。

訪問日は「岡本太郎美術館20周年記念展「これまでの企画展みんな見せます!」後期/芸術と社会・現代の作家たち」を開催中でした。

企画展のみ撮影OKだったのでたくさん撮ってきた。

しょっぱなからウルトラマンやゴジラを展示し主催者氏の心をわしづかみ!

ゴジラのプロはゴジラの外見を見て種類(登場作品)が分かります。

これは白目で分かりやすいね、GMKゴジラです。

最近の作家さんたちの作品のみ撮影OKということなのかな?

しかしこのコーナーのカオスっぷりもなかなかすごいな…えーん

「彫刻刑 鉄面皮SA」…さすがにこれはまずい、ポアされそうアセアセ

なお、岡本太郎先生の超大作が無料で鑑賞できる場所が都内にあります。

そこはズバリ渋谷駅!

JRと京王の連絡通路に代表作の一つ「明日の神話」が展示されています(僕も知らなかったのでちゃんと自分の目で見て写真撮ってきた)。

鑑賞後はショップを見たり、先生(のパネル)と一緒に集合写真を撮ったりしました。

個人的に先生の作品はちょっと難しいけど、その生き方が面白いので全然嫌いじゃないです。

青山にも「岡本太郎記念館」があるので、いつかサークルで行きたいと思います。

緑地入口に向かいつつ「かわさき宙(そら)と緑の科学館」も軽く見学して、今回は終了。

たっぷり遊んで歩いて疲れましたが、今回も楽しかった。

雨の影響で今回行けなかった場所もあるので、またいつか生田緑地には遊びに行ってみたいと思います。

では、また次回以降の企画もよろしくお願いしますニコ