あけましておめでとうございます。
いよいよ2013年が始まりましたね！
このところブログもさっぱりご無沙汰いたしておりました。
この正月休みの隙に、久しぶりの更新をしておきましょう。
昨年も、まぁいろんなことがありました。
個人的に心に留めおきたいことの一つとしては、歌舞伎役者の中村勘三郎が亡くなられましたね。あのカラカラとした表情の奥に、物凄い執念や努力が詰まっているのだろうなと感じていただけに、大変残念な人を亡くしたなと思っています。
彼は生前、「大事にしている言葉」ということで次の言葉を上げていました。
「事を敬して信」
「論語」の言葉で、原文をそのまま読むと「国を治めるには、政事を慎重にして人民の信頼を得て、国費を節約して人民を愛すべき」となるのだそうですが、それを基に「仕事を敬いの気持ちですれば、周りから信頼を得る」という解釈もあるのだそうです。
彼勘三郎自身は「遊びも仕事も本気でやれば、結果的には信頼を生む」と解釈していたようですね。
正に彼はこれを実践していたのでしょう。告別式では多くの関係者が歯を食いしばって彼の死を悼んでいました。
考えてみれば、人生常に本気で取り組まなければ誰からも信頼されるはずは無いですよね。
当たり前と言ってしまえば簡単ですが、その「当たり前」をかみしめて生きていた「中村勘三郎」という男。まだまだやりたいことは山積みだった筈です。心からご冥福をお祈りするとともに、この言葉を胸に刻んで生きていきたいと思います。