子供がいないのに母乳が出る！原因は？

妊娠していないのに母乳が出る人は、
高プロラクチン血症の可能性があります。

母乳は、プロラクチンというホルモンの働きによって出されます。
このホルモンは乳腺刺激ホルモンと呼ばれ、
お産後の授乳期間中に分泌が増加し、母乳の分泌を促します。

この期間はプロラクチンの高い血中濃度が排卵を抑制しています。

通常は搾乳期間が終われば、
プロラクチンの血中濃度が下がり、排卵も普通になります。

しかし、何らかの原因でプロラクチンの血中濃度が高くなると、
妊娠していないときでも母乳が出たり、生理不順になることがあります。

原因の代表的な例として、
ピルや胃の薬、精神安定剤の長期的な服用
ストレスによるホルモンバランスの乱れ
胃の下垂体の腫瘍などがあります。

症状が出た場合は、内科または婦人科を受診しましょう。