2011年6月9日、栄光ゼミナールやnavioなどの事業展開をする株式会社栄光(近藤好紀社長-さいたま市南区)は、関連会社に通信教育『Z会』を擁する株式会社増進会出版社(加藤文夫社長-静岡県長泉町)と提携し、スマートフォンでも利用可な大学向けに供給するeラーニングシステムを共同で開発することが判明した。




SNSと連動させるシステムでは、高等学校までの学習内容を復習できるカリキュラムを導入し、入学計画者が先輩大学生に質問可能な仕組みも搭載する計画だという。




パソコンでの利用のほか、スマートフォンからも利用可能にし、システム採用した大学の学生にはまず学力テストを受けてもらい、大学側では生徒それぞれの不得意分野など学習状況を認識してから、カリキュラムをそれぞれ生成。




栄光の子会社であり教材開発を得意とする株式会社エデュケーショナルネットワーク(関田美三男社長-東京都千代田区)とZ会が保持する中高生向け教材を実用する。就職採用試験に対してのエントリーシート書き方講座や英語能力テスト『TOEIC』などにも応対する。



『大学全入時代』を見据え、高校レベルの基礎学力が不足した学生が増加していることも不安視されており、大学生の基礎学力の引き上げに貢献してもらう目的だ。



教材は11月を目標に全国の大学に向けて販売が開始され、最短では2012年度から採用大学の授業などで利用を始動するいわれている。