現在国立西洋美術館では「ラファエロ展」を開催中です。
ラファエロといえばダ・ヴィンチ、ミケランジェロと並びルネサンスの三大巨匠と称される画家。その作品の貴重さゆえ、大規模な展覧会の開催はヨーロッパでも極めてまれでした。それが油彩を中心に20点を越えるラファエロ作品がヨーロッパ各地から上野に集結し、ついに日本のラファエロ展が実現したのです。
作品をいくつかご紹介します。
「ベルナルド・ドヴィーツィ枢機卿の肖像」
そして本展の目玉、「大公の聖母」です。
聖母マリアとキリストを愛らしく描いたことから“聖母子の画家”として知られるラファエロ。その最高傑作の一つです。その名は、18世紀にトスカーナ大公であったハプスブルク家のフェルディナント3世が愛蔵し、決して手元から離さなかったことに由来します。ラファエロの魅力が恐縮した名画です。
会期は6月2日(日)まで。これを逃すと国内ではもう見られないかもしれない名画ばかりです!
ラファエロ展


