約400年の歴史を誇るグランサンクのひとつメレリオ・ディ・メレー。
マリー・アントワネットやマリー・ド・メディシス、ナポレオン3世妃ウジェニーなどを
顧客にもつ世界的なハイジュエラーです。
今回はパリからMOF(国家最優秀職人章)という日本では人間国宝クラスの人々にだけ与えられる名誉あるもの。
フランスではシェフやパティシエには、もっているかたが少なくないのですが、
ジュエリー職人はなんとパリに2人だけ。その1人が今回来日したクリストフ・ピローさんです。
下のデッサンの花をモチーフにしたリングの作り方をおしえてくださいました。
このくらいのジュエリーであれば、デッサンがあり、そのリングにあうように
職人が石を選んで、セッテイングしていくそうです。
(ハイジュエリーだと石を最も美しくみせるためにデッサンがえがかれます)
左の平な状態から、熱を加えてはなびらのようにまげていき、
その花びらの部分に穴を開け、石をセッティングしていきます。
穴はこんなドリルのようなものであけます。
クリストフさんはすべてのジュエリーの監修をしていますが
ハイジュエリーはクリストフさんなしでは完成しえません!
下のモンテローザコレクションのネックレスは、なんと6ヶ月かけて
しあげた大作!イタリア王妃マルゲリータ王妃(ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の義理の娘)の結婚をいわって
製作された同コレクションのティアラをモチーフに2011年の新作として
つくられたネックレスです。
日本では髙島屋や和光での展開。
エレガントさとクラフツツマンシップ、ぜひ実際にみてみてください!



