ケアレスミスしても受かった法人税法 | 天気予報のできる理系税理士 井上幹康のブログ 

天気予報のできる理系税理士 井上幹康のブログ 

主に税理士試験の勉強方法、不動産鑑定士試験の勉強、自身の自己研鑽メモ、事務所HPの更新情報などを綴っています(内容はあくまでも私個人の私見や体験談になりますのでご留意ください)。

今年の税理士試験法人税法ですが、予備校が出してる解答速報を確認しました。

計算問題は問題がわからないのでなんともコメントしにくいですが、理論の方は受験生ではない私も9割くらい取れそうな解答速報に感じました。唯一外税の減額の取り扱いはちょっとマニアックで私も知ってはいても丸暗記してないから書けなかったでしょう。つまり、別表6(2)、別表8(2)、別表17あたりを当たり前に実務で作ってる国際税務が絡む申告を毎年やってる方なら比較的優しい問題だったのではないかと思います。

昨今BEPSプロジェクトが話題性高いし、外国子会社配当が外国側で損金算入される場合に対応した改正、外国税額控除の国外源泉所得の計算方法が帰属主義とされる改正、タックスヘイブン対策税制の改正が立て続けにされてますから、国際税務の理論はいつ出てもおかしくない状態ではあったんでしょうね。

改正で話題性が高いとなると来年の試験あたりは事例や通達もでて満を持して役員給与の29年改正や組織再編税制の29年改正がアツイかなと勝手に予想してしまいました。



タイトルから脱線しましたので話を戻し、私は法人税法1回で合格しましたが、予備校発表の合格確実ラインを余裕で超えていたかというとそうではありませんでした。

自己採点の結果は、ボーダーラインと確実ラインのちょうど真ん中よりちょっと確実ラインに近いくらい。つまり、非常に微妙な結果というやつです。

このような微妙な結果になった最大の理由は、計算問題でケアレスミスにより5点から7点くらい取りこぼしたことによります。しかも私がケアレスミスしたところは、解答速報によればできてる方が多く必ず拾わないとまずいところとなってたのでかなり悔やみました。

ただそれでも合格していたのは、理論が自己採点では約9割くらいできており、そちらで計算問題のケアレスミスをカバーできていたのだと思います。

今回の試験を受けられた方のブログを拝見しているとこのケアレスミスを悔やむ記載がたくさんありました。

年に1度の本試験ではケアレスミスの全くないノーミスはないでしょう。ケアレスミス自体なくても解く順番を変えればもう少し点がとれたかなとかいろいろ悔いは残るものです。

なのでこれから来年の勉強をスタートするにあたり、ケアレスミスを徹底的に減らす努力は当然に必要ですが、本試験でノーミスはあり得ないので、ケアレスミスをしてもそれをカバーして受かる実力をつけるんだっていう気持ちでやっていくのがよいかと思います。

ケアレスミスしても受かる実力って一言で表現するのは難しいですが、私が法人税でケアレスミスをカバーできたのは理論でマイナー論点までできていたことによります。いわゆる捨て問題でみんなできてないからこの問題はできなくてOKなんて解答速報でも言われていたのですが、私はそこを拾えてたおかげで受かりました。

試験勉強中から理論の出題ランクはあまり意識せず、捨てる論点はないんだって思い、細かい部分まで掘り下げてやっていたのが結果的にはケアレスミスをカバーする実力につながっていたのかもしれません。