1回2時間のコンサートを聴くのに45,000円は高いなと思います。私の場合はチケットの購入原資は配当金なので比較的抵抗は少ないですが、これを自分の給料から出せと言われたらやはり手が出ないですね。

 

では、ウィーン・フィルを本拠地で聴く場合はどうでしょう。

2024/5/31にアンドリス・ネルソンス指揮ウィーン・フィル@ムジークフェラインの最高額席は233ユーロで、1ユーロ=165円とすると38,445円で、東京とそれほど大きく違うわけではありません。

 

同じムジークフェラインでのコンサートを見てみると、

2024/5/30のクリスチャン・ティーレマン指揮シュターツカペレ・ドレスデンは255ユーロ(42,075円)、

2024/5/8のクラウス・マケラ指揮コンセルトヘボウ管弦楽団は195ユーロ(32,175円)、

2024/5/12のカリーナ・カネラキス指揮オランダ放送フィルは149ユーロ(24,585円)、

2024/5/28のヒュー・ウルフ指揮トーンキュンストラー管弦楽団は86ユーロ(14,190円)

となっており、トップクラスのオケの場合、3~4万円は普通のようです。

 

日本のオーケストラをサントリーホールで聴く場合、N響は9,800円、読響、都響、日本フィル、新日本フィルはいずれも8,000円なので、これを標準にしてしまうと日本は安い、海外は高いとなってしまいますが、日本も物価が上がり始めているので、このままではすまないでしょう。上がるときは一斉に上がると想定して資金計画を立てる必要があります。

 

クラシック音楽をライブで楽しもうとすると、金のかかる人生を覚悟しなければなりません。私が20代の頃から株式投資に取り組んだのはこれが最大の理由で、今に至ってようやく抵抗少なくチケットを買えるようになりました。

 

ベルリン・フィルもウィーン・フィルも来日公演はいつでも満員御礼です。デフレってどこの世界の話かと思っていました。皆さんどうやってチケット代を工面しているのか、聞いてみたいです。

 

なお、ウィーンでのチケットを自分で買う場合は、ムジークフェラインでもシュターツオーパーでもその他のホールでもVIENNA CLASSICが便利です。基本ドイツ語ですが、英語や日本語の案内もあるし、いい時代になりました。