「政権交代」が今年の流行語大賞に選ばれました。民主党政権となり、いろいろな仕組みの変化や政策が話題となっていますが、その中でも事業の仕分けは国として初めての試みということで、毎日ニュースやワイドショーで放送され、国民の注目を浴びました。
今回予算の15%の事案が仕分けにかけられ、「ムダ」と表現されてバッサリ切られていく様子に、自民党政権時代はこんなことにお金が費やされていたのかと小気味よく思っていました。
ところが、化学やスポーツなどのすぐに成果が目に見えにくい分野での予算縮小が反論を受けました。どこか人ごとのように思っていたことが、なんと「漢方薬患者10割負担」と予算削減対象にあげられたことがわかり、仰天しました。
昨日は、千葉大学大学院教授で東洋医学会会長の寺沢捷年先生が27万人強の反対署名を長妻大臣に提出される様子がニュースで報道されました。
寺沢先生も患者さんの痛みが大きいということと、医学的見地からも手術後漢方薬を使うことでの回復の早さや慢性疾患での治癒率の効果を挙げられて、漢方治療の大切さを話されました。寺沢先生を画面上でしたが久しぶりに接し、なつかしさでいっぱいでした。病を得られ、痩せてはいらっしゃいましたがしっかりした論理でのお話はさすがでした。
近代医学の西洋医学は、60兆の細胞をひとつのパーツとみなし悪いところを治療する対症療法で、多岐の臓器にわたる慢性疾患にはなかなか難しいのが現状で、万能ではありません。
片や東洋医学の漢方治療は心身一如の考えのもと体をシステムで捉え、歪みを整えて治す治療法ですので、糖尿や高血圧などの慢性疾患は得意分野なのです。健康へのアプローチが全く違うのです。
どちらが良いということではなく、お互いの長所、優位性を活かした治療こそが医療費削減に繋がると考えます。
やはり専門家の意見もよく聞いての仕分けにしないと、なんでもかんでも削減すればよいということではないですね。
予算決定まではいくつもの機関を経て決定されますが、漢方治療を衰退させるこの仕分けだけは見直しをぜひともお願いしたいと思います。
もっと署名が必要とあれば生徒さんや友人・知り合いに呼びかけ、集めたいと思っています。
皆さまも声を大にして、今まで通り漢方治療を受けられるように行動しましょう。
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