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 【南京共同】日本の漫画家が終戦前後の体験を描いた漫画などを展示した「私の八月十五日展」が終戦記念日の15日、中国江蘇省南京市の南京大虐殺記念館で始まった。


 同展は日本では既に各地で行われているが、中国では初めて。


日中の有識者でつくる「新日中友好21世紀委員会」の委員を務めた作家の石川好さんが「民衆の戦争体験を共有し、相互理解を深めよう」と働き掛け、実現した。


 展示されたのは、04年に日本で出版され、中国語版も刊行された画文集「私の八月十五日」に収録された作品など100点以上。漫画に作者らの手紙が付けられた絵手紙の形式になっている。

 現在のパプアニューギニアに出征した水木しげるさんの作品は、爆撃を受ける部隊の様子を生々しく描写。旧満州(現中国東北部)で終戦を迎えたちばてつやさんの作品「地獄の旅へ」は、玉音放送に泣き崩れる大人たちをぼんやり見つめた記憶を描いている。

 旧日本軍による南京大虐殺に関する展示を行っている南京大虐殺記念館で、日本側の戦争体験をテーマにした展示会が行われるのは初めて。

2009/08/15 16:38 【共同通信】