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6月28日に投開票された神奈川県横須賀市長選で、小泉純一郎元首相の支援を受けた現職を破って初当選した吉田雄人市長(33)が10日、市役所に初登庁した。

吉田氏は初登庁式で、駆けつけた約150人の市民らを前に、「職員の尻ぬぐいができる市長に、太陽のように温かい心を持った市長に、厳しい批判にも山のようにどっしりと構えて誠実に対応していけるような市長になりたい。

皆さんの力を貸していただきたい」とあいさつ。

市民らは大きな拍手を送った。

その後の市長就任式では、約170人の管理職職員に対し訓示。

「仕事は部長などといった立場でやるのではなく、がんばり具合と結果で評価される。

そして市民に役立っているかを仕事の一番の判断基準とし、職場ではなく仕事に対し忠実であってほしい」と述べた。

また吉田氏は市長室で市長の椅子(いす)に座り、「市民の期待の重さを感じる」と緊張した面持ちで話した。

この日は就任後初の記者会見も行われた。

公約に掲げていた市長公用車の廃止については「(職員と)共用化していきたい」とし、市長専用トイレを使わないことも改めて表明した。

米軍基地対策として挙げていた情報公開や、負担に対する見返りの国への要望については、「あらゆるチャンネルを使い要望したい」とした。

さらに、「吉田氏陣営の運動員が、たすきをかけて運動し、公職選挙法に抵触するおそれがある」との指摘があることについて問われると、「勝手連としてやったことだろう」と述べた。

同市は基地対策のほか、人口減少や財政再建など課題が山積。

今後の吉田氏の手腕が問われる。