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軍主導のクーデターでセラヤ大統領が国外に追放され、暫定政権のミチェレッティ大統領がセラヤ氏の帰国を差し止めている中米ホンジュラス情勢について、コスタリカのアリアス大統領は7日、危機打開の調停役に名乗りを上げた。

ノーベル平和賞受賞者であるアリアス大統領は、4─5カ国の代表者らから成る調停委員会の結成を提案。

また、自宅にセラヤ氏とミチェレッティ氏を招き、9─10日の2日間にわたって協議を開く意向を明らかにした。

アリアス大統領は、協議終了までに事態が解決することを期待していると語った。

ただしセラヤ氏とミチェレッティ氏が各自の主張を依然曲げていないため、具体的にどのような解決になるか不明。

セラヤ氏はこの日、米ワシントン市内でクリントン米国務長官と会談し、同長官の支持を取り付けた。

一方のミチェレッティ氏も暫定政権側の立場を説明するため、暫定政権や経済界の代表団をワシントンに派遣した。

こうしたなか国際刑事警察機構(インターポール)は7日、ホンジュラスの暫定政権から出ていたセラヤ氏の逮捕状の発行要請を、内政干渉を禁止する内規に基いて拒否したと発表。

同機構は暫定政権の要請に、政治的動機があるとの認識を示した。