前回からの続きです。


「BURGER & MILKSHAKE CRANE(ばーがー あんど みるくしぇいく くれいん)」さんにお邪魔しております。


◯本日の本命ランチ:スーパーチーズバーガー、チャイミルクシェイク


どん!


どどん!


どどーん!


わしが会いたかった、このビジュアル!

上側のバンズが無ければ、何の食べ物だか分からんのではなかろうか?

これぞ正しく「名は体を表し」た、スーパーチーズバーガー!


うちの師匠から


「何か凄いチーズバーガーを見たんだけど」


との情報を貰い、早速食べに来てみたんだぜ。


いやー、しっかしコレは凄いな。

この角度だと、得体の知れない生き物がポテトを捕食しているようにも見えてくるなあ。


ようし、いつまでも見た目に感心してる場合じゃ無いね。

食べる準備をしましょう。

まずはペーパーに移動して……



移動出来ねぇ(笑)!

チーズが殆ど皿に残ってるわ(笑)!

しゃーない、フォークでチーズを掻き集めよう。



何とか入ったぞ!

これもう訳分かんねえな。


軽く潰して、思いっきり齧りつこう。

バクっと。

うむ、口の中がチーズでいっぱいだ!

ひと口でこんなにチーズを含んだ事ねえわ。


このチーズ、量だけでなくめっちゃクリーミィで美味しいのよ。

チェダーチーズをベースに、よく伸びる特性を持つステッペンチーズをブレンド。

これにバターと牛乳を加えて、ふんわりとろとろに。


その食感は例えるのが難しいなあ!

葛餅辺りが近いと思うが、どうかなあ。


ノーマルのチーズと比べると、牛乳で伸ばしてある分コクや塩気は抑えめに。

その分、量がハンパ無い(笑)。


元々のハンバーガーがカッチリと作られたデザインなので、チーズが多少大暴れしたところで(笑)、味わいのバランスが崩れる事は有りませんね。


却って、素のバーガーの旨さが主張してくるようでもあります。

これも美味しいなあ。



バーガーに並ぶクレインさんの代名詞、シェイクも注文してみました。

ミルク分がすっごく濃厚。

吸うのに結構吸引力が要るくらい。

チャイの風味もバッチリでおいちい。



さて……。



まさかの追加行くぜ!

11月のマンスリーをオナシャス!


◯本日もっかいおかわりのランチ:ウィーナーバーガー





「ウィーナー」は、ウィーン風のカツレツ「シュニッツェル」を乗せているところから。

ドイツ語綴りの「Wien」と、英語で勝利者を意味する「winner」を掛けている訳ですね(お店の公式インスタグラムより)。


にしてもカツがでっけえな!

またもペーパーへの移動が面倒くさそうだ。


ほれみろ、ギリッギリじゃねーか(笑)。



持ち上げて軽くて潰して、と。

……どっから食べたら良いんだコレ(笑)。


まあ、端っこから齧るよね。

カツレツはヒレ肉を叩いて伸ばしたもの。

端のほうはご覧の通り、安ーいハムカツ並みにぺらんぺらん。

中央部で5mm厚くらいかしら?


サックサクにクリスピーな衣と、柔らかな豚肉。

食感のコントラストに面白みがあり、かつ、むっちりとしたパティの弾力感ともなかなかに相性が良い。


カツレツにはソースがかかっておらず(後述のレモンは別として)、味付けはお肉の下味とスパイスのみ。

味付けの仕方がパティと同様なデザインなのも、具材としてマッチしている一因だと思われます。


真ん中に配置されたレモン。

このバーガーを端的に表現する、特徴的なパーツ。

料理に輪切りやくし切りのレモンが添えてあれば、それは「お好みで絞って、どうぞ」というメッセージであるのが一般的。


ところがこいつは、ご丁寧に皮を剥いた上で中央部に配置されている。

あくまでレモンバターのようなソースにせず、シンプルに酸っぱさを楽しんでくれという意図が見える。

「シンプルでストレートな味わい」が、このバーガーを貫いているデザインの心棒と言えるのではなかろうか。


料理に対するお店のスタンスを、明確に表す一皿。

名店から引き継いだ技術をベースにした上で「創意工夫を止めない」というアティテュードを、溢れんばかりに感じます。

どれもこれも美味しかった!

ご馳走様でした。