今は亡き面影に恋をする

薬物や周囲を取り巻く環境に翻弄された波乱万丈の生涯だった

人柄なんてどうでもいい

たとえ罪人でもかまわない

あのひとの感性 才能 それがすべて

うつむいたまま引きこもりがちに弾く姿があまりにも印象的

時に全身全霊で内の中へと押し殺し、

時に溢れ出す何か、そのすべてをしぼりだすように

魂の鼓動が響いてくる

ピアノってやっぱりすごいな

たたけば誰にだって音はでるのに どうしてこんなにも違ってきこえるんだろう

時々、深夜になるとあの世界感をのぞいてみたくなる衝動にかられ

ピアノの前に座り、しばし孤独に癒される



音楽のある生活
 
ピアノを始めて、わたしの毎日は劇的に変化した

なんの目的もない

ただただあるのは憧れだけ

ただただ気持ちいいから



ビル・エヴァンスは私の永遠の王子様だ