一般にナンパに対するイメージは、あまりいいものではありません。多くの人が、街角で軽薄そうな男性が女性に「お茶しない?」などと声をかける既存のイメージを連想します。しかし本来のナンパとは、こうしたものではないのです。相手に不快感を与えないための、基本的なルールをきちんと守りさえすれば、ナンパは立派なコミュニケーションとなります。現在、迷惑防止条例やストーカー規制法といった、路上での行為を規制する条文が盛り込まれた、いくつかの法が施行させていますが、もちろんなんpは声のかけ方、場所、態度次第ではストーカーや変質者と紙一重なのも事実です。これらを区別する最大の要素は、実際のところ、声をかけられた側の女性が、どう感じるかといった非常に曖昧なものとなっています。 先に挙げた「お茶しない?」と言うセリフを美男子にかけられるのと、だらしない格好をした、清潔感のない男性にかけられるのとでは、天と地ほどの差があります。後者には、多くの女性が嫌悪感を抱き、足早に立ち去ることでしょう。自分はナンパに縁がないなんておもっていませんか。だとしたらそれはもったいないことです。ナンパは、モテる男だけに許された行為ではありません。むしろモテない男性にとって、一番の出会いの場なのです。