千葉進歩さんご出演 最新アニメ 「超訳百人一首 うた恋い。」

番組公式サイト→ http://www.anime-utakoi.jp/

進歩さんの登場は次回第3話からだそうですが・・・、
2話が意外とおもしろかったので、次回への助走としてさくっと感想書いときまーす♪

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まずは、1話と2話の主な出演者

藤原 定家(語り手): 梶裕貴
在原 業平(1話メイン、2話も登場): 諏訪部順一
宇都宮 頼綱(2話、定家の友人): 下野紘

藤原 高子(1話メイン、2話もちょこっと登場): 早見沙織

陽成院(2話メイン): 森久保祥太郎
綏子内親王(2話メイン): 宝木久美

ほか

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百人一首の選者である藤原定家がナビゲーター役となり、
毎回、百人一首の中から、一首をとりあげ、
その歌にまつわる(主に恋の)エピソードを紹介するアニメ。
「超訳」とついてるだけあり、いい意味でかるーい感じで、なかなか面白い視点だと思います。


1話は、ツンデレお姫様・藤原高子(たかいこ)と、ちょっと屈折したプレイボーイ在原業平の恋物語。
業平役の諏訪部さんがそりゃあ素敵なタラシ声キラキラで、「ぜんぶ持ってった!」って感じでしたw

高子は、いまどき(っていっても舞台は平安だけど)そこまで?!ってくらいのツンデレキャラ
なかなか可愛かった。

絵は、けっこうキレイなんですが、キャラのふちどり線がすごく太くてぬり絵みたい。
あと着物の柄が、人物が動いても柄は動かず・・・という仕様で、これも妙に気になるw

まあ、3回も見れば慣れるでしょう。


登場した歌は、

「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」 (在原業平)


五節の舞で高子に一目惚れした業平、せっせと和歌(ラブレター)を送るもスゲナク袖にされます。

で、平安時代の常道(?)、夜/這いに及ぶ!
なんやかんやあって(この展開が、もーーツンデレすぎて爆笑w)、
本気でお互いに恋をして、駆け落ちをしよう!ということになります。

でも高子は藤原家のお姫様なので、連れ戻されてしまい、ふたりの恋はジ・エンド。

時は流れ、高子が産んだ男児が天.皇となり、その御前に召しだされた業平。
和歌を所望され上記の歌を詠みます。

「からくれなゐ」は、高子と業平にだけ分かる思い出の恋のキーワードなのですねー!
周りの公卿が「風流な歌ですなぁ」みたいな感じで感心してる横で、
高子だけが、これが自分への恋歌だと分かるわけです。
結ばれなかったふたりだけど、慕う気持ちはあせてないよ、という雰囲気が良かった。

あれ?こう書くと、なかなか良さそうな話じゃないかw

「歌」の魅せ方はよかったんですが、
コメディ・シーンが古臭いのと、展開にツッコミどころが多くて、苦笑するところもw

ツッコミどころといえば、
最後、今上天.皇の母である高子と、臣下の業平が再会するシーン、
駆け落ち当時から10年以上経ってるんだろうに、見た目が変わっとらんw
(ついでに2話目で、晩年(50代)の業平が出てくるんだけど、それもぜんぜん変わってなかった)

後半は、業平の堅物兄貴 行平と妻の話だったのですが・・・ごめん、覚えてない。(ヒドイ)
単身赴任になる夫と、健気に支える妻の話・・かな。
あ、歌は有名ですね♪

「立ち別れ いなばの山の みねにおふる まつとし聞かば 今帰り来む」 (在原行平)

ちなみに、この歌、百人一首大会で私の得意札でしたw 


ってことで、1話は、まぁ、こんなもんかーって感じでした。
千葉さんの出演情報がなかったら、早くも見るのやめてたかもw

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でも!
2話はなかなか、おもしろかったです。
 
冒頭、藤原定家と宇都宮頼綱のシーン。
なんて贅沢な梶さんと下野さんの使い方!! 
(ここは、かなり腐女子女性ファンを意識してそうな雰囲気w)

主人公は、1話の高子が産んだ子、貞明(のちの陽成院)。
登場する和歌は、

「筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて ふちとなりぬる」 (陽成院)


ワガママおぼっちゃま帝の貞明と、天然ピュアっこな綏子内親王の物語。
貞明の教育係として、業平も登場します。

「ダメ男としっかりした可憐な女の子」という少女漫画とかでいかにもありそうな展開なんだけど、
なかなかよかった。

貞明は、大人(権力者)の都合で若年で即位し、そして退位させられ、
まわりを信じることができなくなってしまった、ひねくれたワガママっ子なんですね。
こどものころから綏子のことが気になってるのに、ぜんぜん素直になれず、イジメちゃいます。
夫婦になったあとも、「嫌いな男に嫁いで気の毒にな。浮気してもいいぞ」とか言っちゃうんですねー。

でも、綏子は、前向きないいコなので、
「せっかく妹背になったのですから、あなたに恋をしようと思います」みたいなことを言って、
微笑むのですね。
健気!大和撫子のカガミ!(わたしにはムリ!w)

「歌は素直な気持ちを表せる」という業平の教えもあり、
ちょっと素直モードになった貞明(陽成院)が送った歌が上記のもの。

彼が残した歌は、この一首のみなんだそうです。
素直な気持ちが読み込まれたこの歌がなければ、
陽成院はただの暴君としてしか後世に伝わらなかった・・・と定家の解説。
ちょっとセツナくてよかった!

そうそう。こども時代の貞明が綏子をイジメるエピで、
カエルをのみこんだ蛇を綏子に差し出すというシーンがあるんですが、
その蛇になぜかモザイクかかってて、みょーーーに卑猥にwwww
ここが一番おもしろかったw


2話の業平は、「壮年」なので、すごく落ち着いた声で、前回のタラシっぷりはなりを潜めてました。
ちょっと残念。
べーさまのタラシ声、もっと聴きたかったわーー。
(絵はぜんぜん壮年っぽくなかったけど。1話=20代?と変わってないw)

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ってことで、次回第3話は、文屋康秀役千葉進歩さんがご登場!!!
めっちゃたのしみーーーーーー!
たぶん、感想記事のテンションががらっと変わると思います。

なぁんて、こんなに期待してるけど・・・登場シーンがすごく少なくてヘコむ可能性もあるな・・・。
ワクワクしつつ気をひきしめて待ちたいと思いますっ!

じゃねー!

※追記※
3話には文屋康秀の登場はありませんでした・・・。あれ?
ごめんなさーい(´;ω;`)