文章の書き方、文書作成のテクニック・ノウハウ・コツを公開するブログ -4ページ目

原稿作成と題材の書きためは別工程

世相史という言葉を耳にするようになりました。時代時代を独自の視点で切り取って読み解いた文書です。
この世相史、どうやって書くのでしょうか? その手法を解説していきます。

世相史や自分史に限らず、ある程度まとまった文書を書くときにもいえることですが。

何を書くかという題材メモというのは短文です。
題材によってはちょっとした記事くらいのものになるかもしれません。

だったら、一気に書き上げよう!
(もともと、一気に書くタイプだから)

なんて色気を出してはいけません。
題材を洗い出す、整理する、まとめる。
という工程を踏むことで、何をどう書くかが明確になっていくのです。

分かりきっているから、あとで書いたからと言って書くことが変わることはないからといって、書いていては質の低いものになってしまいます。

それでもどうしても書きたい場合。
一度書き上げたものを元資料として、もう一度まっさらな気持ちで書くしかありません。

そんなことをするよりも、題材を構想することと原稿を書くことはまったくの別工程であると認識した方がよいものなのです。
文章を書くこと。それは地球上で人間だけに許された記録活動であり、自己表現です。
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テーマはありきたりでもかまわない

世相史という言葉を耳にするようになりました。時代時代を独自の視点で切り取って読み解いた文書です。
この世相史、どうやって書くのでしょうか? その手法を解説していきます。

世相史はグループで書くのがオススメです。
となれば。
採り上げるテーマは制作メンバー全員が興味や思い出または知識を持っていることが望まれます。
となると。。。
最大公約数的なものになり、何となく無難な、つまりおもしろみのないものになってしまう。。。
という心配が頭を過ぎります。

でも大丈夫です、何の問題もありません。

平凡、無難、陳腐。恐れることはありません。

というのは。
テーマが平凡でも、メンバーの体験は世界に1つだけのことだからです。
もしかするとメンバーには誰も予測がつかないようなびっくりする思い出を持っているかもしれません。
あるいは一般には知られていない極秘情報を持っていることも。

たとえそうでなくても。
一人一人の経験に基づく知識や、当時を振り返っての一般人ならではの勘違いなど、エピソードが面白くなる要素は、テーマの平凡さとは無縁なのです。

むしろ、ニッチなテーマを選んだが為に、折角グループで制作しようという試みが破綻することの方が怖いと思いませんか。

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蟷螂(とうろう)の斧

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今日は故事成語の紹介です。

蟷螂とはカマキリのことです。
今の小学生はどうか分かりませんが、ぼくらが子どもの頃はカマキリというのは、ごく普通に見かける虫でした。
もちろん、斧を持ち上げて威嚇されたこともあります。
蟷螂の斧とは、このことですね。
威嚇しているなあというのは分かりますが、それを見てぼくらはびびることはありません。
そりゃそうです。カマキリにつねられたって、チクッとするだけですから。

このように無力な抵抗をすることを「蟷螂の斧」というのですが。

しかし、カマキリにとっては、渾身の力を込めて、まさに命がけの行為です。
それを、自分の弱さを顧みずに大敵に向かうこと、と切り捨てるのは忍びない話です。
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