今日はまたLörickの難民居住施設へ。

毎週水曜日はBegegnungscaféと題してラウンジに人々が集まってきます。

 

ご存知の通りドイツは数多くの難民を受け入れ、大変多くの方々がボランティアで彼らを助けています。

デュッセルドルフ日本人学校の前の通りを北に少し行ったところ、ちょうどプールのある場所の近くに彼らの入居する施設があります。

2017年春にオープン、大人から子供まで約400人が5つの棟に住んでいます。

 

17時に行くとまだ2,3人しかいませんでした。適当に自由に座り、適当にあいさつしたり話したり。

5分ほどして昨日のドイツ語授業で会った若者が見えたので「おーっ!どうだい?」と声をかけて話し始めました。

 

実は火曜日にはドイツ人のJochenさんがボランティアでドイツ語を教えに来ていて、私はそのお手伝いをしています。

そこに参加していたエリトリアからの3人の若者たち。1人は1年前、2人は2年前にドイツに来て2人はかなりドイツ語をしゃべれます。20代前半だと吸収も早いんですね。1人はまだこれから勉強という感じ。

 

3人とも目がキラキラしていつも笑顔が絶えない好青年。

話していると楽しくてあっという間に2時間が過ぎてしまいました。

 

エリトリアという国、知ってますか?

 

私はお恥ずかしながら彼らに会うまではほとんど何も知りませんでした。

濃い緑のところがエリトリア、左がスーダン、下がエチオピア、紅海をはさんで対岸がイエメンとサウジアラビア。

 

 

 

笑顔が絶えないとても素敵な彼らですが、彼らが逃げてきた故郷エリトリアは、

「全国民が奴隷」

「アフリカの北朝鮮」

とも言われ、人権侵害の深刻さを国連が警告しています。

 

人権侵害どころか、人権がないといった方が正しいかもしれません。

憲法、法律がない(つくったものの発効していない)ので、法治国家ではないのです。

これはどういうことかというと、

「気にくわないやつは全員即牢屋行き」

が当然の世界。

不当逮捕なんてないし、拷問しようが何しようが構わない世界。

91年にエチオピアから独立以来、現大統領による独裁が続いているため、このようなことがまかり通っています。

それでもエリトリアに観光で訪れる外国人は増加する一方だそうで、たくさんのツーリストがやってくるそうです。

ただし、当然ながらエリトリア国民が国外に出ることは許されません。

 

それでもこの人権のない国から決死の思いで逃げてくる人々が後を絶たないのです。

目の前の彼らも歩いて国境を越えてスーダン、リビア、イタリアと経由してドイツへ来たそうです。家族も一度離れ離れになりながらもなんとか全員脱出できたとのこと。スーダン、リビアではとにかくお金がすべて。金を払えば、金目のものを渡せば助けてくれる、逃がしてくれると言います。目の前の笑顔の彼らが経験してきたこととは想像もつきません。

基本が陽気で笑顔なので一緒にいてとても気持ちがよいです。

こちらの方も同じことを書かれています。

「スウェーデンで出会ったエリトリアから来た青年」

http://idea-journey.com/swedeneritrea/

 

 

深刻なテーマばかり話していたわけではなく(あまりそういう話題をふらない方がよいとも思いむしろほんの少ししかしてません)、他の話で盛り上がりました。

 

エリトリアの食べ物の話

~インジェラというパン。とてもやわらかく、パンケーキのようなもので、これに肉や野菜など多種類の具材をのせて食べるそうで、見るからに美味しそう。手づかみで食べます。中央駅付近にエリトリア料理のレストランがあるそうです。ただしお客はドイツ人だらけとのこと)だったり(これがテフと言うスーパー健康食だったりします。⇒日本人が知らない注目健康食「テフ」とは何か)、現地の人はみんなスリムだとか(たぶんそのおかげ?)

逆に日本の食べ物は何か?魚を生で食べる?!あり得ない!とか。

 

ティグリニャ語

エリトリアで話されているのは地域によって違うそうですが、ティグリニャ語、アラビア語。3人のうちの1人はアラビア語話者でティグリニャ語は使わないそうです。文字がこんな感じで面白いですが区別つかない!!!

ちょこっと言葉を教えてもらいましたが速攻忘れました(泣)

 

 

高地・沿岸・内陸

アフリカ=暑い!というイメージがありますが決してそんなことはなく、エリトリアは高地が多くて涼しめだそうです。そういえばお隣のエチオピアも高地なのでマラソンが強いですね。ただ、紅海沿岸、内陸はかなり暑いそうです。

 

仕事

彼らはドイツ語はある程度話せるのですが、それでもなかなか働き口が見つかりません。かなりの数に応募しているのが。ボランティアのドイツ人の方もやはりドイツ語がネックでハードルはかなり高い、難しい、と。う~ん、、、

一緒に話していたイラン出身の1人はPrinzenalleeにある中華レストランで働いていたが今はドイツ語の勉強に専念して働いていないとのこと。もしかしたら続けられなくなってしまったのかもしれませんが、突っ込んでは聞きませんでした。

よい仕事が見つかることを祈ります!

 

 

Begegnungscaféに来ませんか?

毎週水曜日、17時~19時のBegegnungscafé、来られる方は連絡ください。様々な国から来た人と出会い、笑いあえる貴重な時間です。ドイツ人のボランティアの方も数人いて一緒に話しています。私自身、大変貴重な時間を過ごさせてもらい、多くのことを学んでいます。

連絡お待ちしてます!


山片