崖に向かってまっしぐら | 渡邉美樹オフィシャルブログ 夢に日付を!(ワタミグループ創業者) Powered by Ameba
2018-02-16 12:30:00

崖に向かってまっしぐら

テーマ:政治活動

私がMCを務めるラジオ番組に、
元・日銀審議委員、
現在は慶応大学教授の白井さゆりさんを迎え、
「日本銀行と日本経済」について
対談させていただきました。

国の金融政策を決定する、日本銀行の審議委員。
白井教授は、2011年から2016年まで5年間、
日銀審議委員を務められました。
「黒田バズーカー」とも言われた、
異次元の金融緩和政策決定の際にも、
審議委員として携わられています。

結論から言って、
私は「黒田バズーカー」は
失敗に終わったと思っています。
この失敗は、これから大きな円安を生み、
国民の生活は苦しくなる。
それに対してしっかりと
出口戦略をとらなくてはならない。
これが、私が繰り返し、
国会で主張していることです。

白井教授は、
「黒田バズーカー」は、
あの段階ではやる必要があり「賛成」した。
しかし、2%のインフレ率を実現する、
という目標は現実的ではない、
と「反対」票を出されたといいます。

私も、異次元の金融緩和政策は、
2013年当時、必要なことだったと思います。
長年続いたデフレから、
なんとしても脱却しなければ
なりませんでした。
しかし、「バズーカー」「異次元」
と表現されるような政策は、
期限を切って評価することが重要です。
2年続けた時点で、
2%のインフレ目標達成には程遠く、
実体経済はほとんど成長しませんでした。
この「失敗」を潔く認め、
次の手を打つ必要がありました。
しかし、この国は次の手を打てないまま、
現在も空前の規模の金融緩和を続けています。
金融政策を正常化させる
「出口戦略」がないのです。

例えば日銀は国債を買っています。
そのため国債の金利は
低く抑えられていますが、
日銀が「出口」に向けて
国債を買うことをやめれば、
国債価格は下落し、金利は上昇するでしょう。
政府には大きなダメージとなります。

また、質的緩和と言われるように、
日銀は「株」も市場から大量に買っています。
株や不動産投信を中央銀行が買う
ということは他国ではないことです。
どのくらいかというと、
一日250億円、年間6兆円規模です。
2020年には凡そ時価20兆円
になろうとしています。
ちなみに一部上場企業の
標準的な時価総額は約250億円。
毎日、一つの上場企業を
買い続けているようなものなのです。

白井教授も指摘されるように、
さらに問題なのは、日銀の株の買い方です。
日銀は株価が下がった時に買うという
「買い支え」をしてしまっているために、
本来の株式市場を歪めてしまっています。
日銀が大株主(5%以上保有)
となっている企業は、
なんと83社もあるのです。

日銀が国債を買わなくなれば、
金利が上がり、
日本政府は大きくダメージを受ける。
日銀が株式を買わなくなれば、
株価は下がり、日経平均はドンと下落する。
日銀が買い続けられることに甘えていれば、
いずれ日本国債は信用を失い、
円の大暴落を引き起こすでしょう。

つまり、金融緩和をやめようにも、
出口戦略が見つけられない状況です。
まるで、
崖に向かってまっしぐらに走る車のようです。

では、どのような出口戦略を
とるべきなのでしょうか。
続きは次回にお届けします。

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