バラマキではなく人材育成を | 渡邉美樹オフィシャルブログ 夢に日付を!(ワタミグループ創業者) Powered by Ameba
2018-02-02 14:40:49

バラマキではなく人材育成を

テーマ:政治活動

今年も通常国会が開幕しました。
安倍総理の施政方針演説を
目の前で聞きました。
今国会で安倍総理が看板政策の一つとして
掲げたのが、「人づくり革命」です。
私はこの「人づくり革命」、反対です。

「人づくり革命」の柱は教育費負担の軽減。
2019年4月には幼児教育の一部で開始し、
2020年4月には大学や短大など
高等教育の無償化も実施するといいます。
他にも介護人材確保へ向けた処遇改善、
待機児童解消のための受け皿整備と、
幅広いメニューを打ち出しています。

政策パッケージの総額は2兆円規模。
本来、国の借金返済に充てられるはずの予算を、
「人づくり革命」に使うことになります。

総理の演説を聞いた印象は、
「これは社会保障のことを言っているのか、
それとも経済成長のための人材育成なのか、
本質は何だろうか」
ということです。

この政策の本質が「社会保障」であるなら、
お金の使い方を間違えています。
例えば、0〜5歳の無償化には、
1兆2千億円かかります。
現時点で既に低所得の方は、
無償になっていますが、
お金のある方も無償にしますよ、というのです。
また、大学の無償化には8千億円かかりますが、
大学の授業料は卒業後働いたら、
返せばいいお金だと思います。

このように、「人づくり革命」が、
子育てを支援し、誰でも等しく教育を
受けられるという、
社会保障をやろうとしているのであれば、
残念ながら、今財政にそんな余裕は
全くありません。

日本は既に1千兆円を超える借金を
抱えています。
そして日銀は国債を買い続け、
全国債に占める割合は、
とうとう40%を超えました。
実質的には、
政府の財政赤字を埋めるために
国債を引き受けるという、
財政ファイナンスをしてしまっているのです。
今の日本に社会保障を拡充する余裕は
ありません。

しかし、「人」こそ日本の資源です。
人は育成しなければなりません。

私は、この「人づくり革命」は
「人材育成」に集中するべきだと思います。
ただ、国民に聞こえのいい、
何でも無償化の「バラマキ」では、
人は育成できません。

学校を経営していてつくづく思うのは、
人材育成のために大事なことは、
とにかく、「いい教員」を育てることです。
そして、「いい教員」を増やすことです。

郁文館の留学先の国の一つに
ニュージーランドがあります。
この国では15人に一人の先生がつきます。
教育費に充てられている財源は
日本の倍以上です。
例えば、
教職員人材確保・育成のために
ニュージーランド並みの教育費を確保する。
そして人材育成を行っていく。
そのための財源は3,000億円かかります、
まずは借金を返しましょう。
このような施政方針演説であれば、賛成です。

今回の演説、「無償無償」と、
とにかく耳あたりのよいことばかりでした。
一方で、今国会では、
2018年度予算案として、
27兆6千億円の赤字国債を発行する予定です。
今年もこんなに赤字国債を発行しなければ
なりません、

「人づくり改革」、
安心して子育てができ、
誰もが等しく教育を受けられる社会、
私も賛成です。
内容はいいと思います。
但しお金がなければできません。
限られた予算、
必要なところにのみ使うべきです。

国民の皆さんも、
耳あたりのよい政策に流されず、
よく内容を理解していただきたいと思います。
国民の皆さんの意識に期待し、
今国会も私らしく真摯に取り組んで参ります。

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