第5回、陸前高田市、経営勉強会の特別講師は、
さわかみファンドの澤上さんでした。


日本の経済状況をマクロの視点から始まり、
これからの日本は勝ち組と負け組が明確に分かれる。
決め手は経営者が先を読めるか否かだ、と厳しい話しから始まりました。
そして銀行はあてにならないから直接金融がよい。
直接金融と言っても、中小零細では株式市場から
お金を調達することなどできない。
出来る方法を提案しよう。
それは、「小規模私募債」だ。
夢を語れ!
そして信用によって、知り合い(従業員、取引先、友人)からお金を集めよ、
というのが話しの要諦。

横で聞いて「厳しい」というのが感想でした。
49人の知り合いから、1人50万、いや10万ずつ集められる
信用のある経営者が日本の経営者のうち10人に何人いるだろうか?
自分自身の創業時、果たしてそれが出来ただろうか。

知り合いからの直接融資はとてつもない責任を伴う。
その責任に耐えられる経営者がいったい何人いるだろうか。
澤上さんの講話の後、率直に69名の受講者に語りかける。
彼らが、これから事業を始めるにあたって、どんな資金調達を
するかはわからないが、お金を借りることの
厳しさを伝えることはできたと思う。

早朝から深夜まで陸前高田経営勉強会にお付き合い頂いた
さわかみファンド、澤上会長に心から感謝です。