ワンピース 30巻まで読み終わりました。
延べ2億冊以上が売れているという国民的マンガ、
その名前ぐらいは何となく知っていましたが、
つい最近まで1ページも読んだことはありませんでした。

ツイッターにワンピースを読み始めたと書いたら、
その反響の大きいこと。
私の周りのほとんどの人間が、実はワンピースを読んでいたことに、
その反応で気が付きました。

にぎやかで、騒々しいマンガだなと、読み進むと落とし穴?が待っています。
主人公たちが、人として大事なことを生命懸けで語りかけてきます。

ゾロは、一度でも逃げたら、本当に大切にしてきたものを失うと言い、
ウソップは「仲間の夢を笑われた時」どうしても戦いを避けるわけにはいかないと言い、
ルフィーは、仲間に生命を賭けてやりたいことがあるなら、
「仲間だから、俺たちの生命も一緒に賭けろ!」と言う。

何よりここまでで、
一番感動して、思わず読むことが続けられなくなり、胸が震えた場面は、
サンジが、お世話になったレストランのオーナーにお別れを言うところでした。
「長い間!!!くそお世話になりました!!!この御恩は一生・・・!!!忘れません!!!」

私は、カンボジアで孤児院を運営しています。
両親を失い、お寺に預けられていた ホン・ソトンという子がいます。
この子はお寺のお坊さんたちに土下座をしてお礼を言い、孤児院にやってきました。
泣きながら何度も何度も頭を下げ、お礼を言い、お寺を去り、孤児院にやってきました。お坊さんたちが手をかけます。
「しっかり勉強するんだぞ」
ホン・ソトンは泣きながらお礼を言い続けました。
きっと、彼は「くそお世話になりました!!!」と胸で叫んでいたことでしょう。
その場面が重なり、思わず胸がしめつけられる思いでした。


マンガ
されどマンガ
あなどれません。
60巻以上あり、まだ続いていると聞きました。
最後までいけるかどうかわかりませんが、
もう少し、ワンピースの世界にはまってみようと思います。

ルフィーは海賊王になるのでしょうか。
なるならないよりも、そのプロセスが大事なのでしょうね。
彼の生き方を見ていると、そんな気がします。