昨日は、第一生命ホールにて行われた「ローランド・ピアノ・ミュージック・フェスティバル2020ファイナル」の審査員長を務めて来ました。コロナ禍の為、無観客で行われましたが、全国12地区でグランプリに輝き今回の出場権を与えられた方々の事を考えると開催出来て本当に良かったです!

 

音楽のコンクールは、点数がはっきりと出るスポーツ競技等とは違うため審査員が必要になるわけですが、今回のようにハイレベルの演奏家を審査するのは、非常に難しい事です。審査員の演奏に対する好みによって、あるいは演奏における何を重んじるかによってもその評価は分かれますし、それだからこそ複数の審査員によって審査しその平均値で評価する必要性が出て来ます。

出場者全員に賞を差し上げたくなる素晴らしい内容の演奏を聞かせてもらいましたが、惜しくも受賞出来なかった出場者の方々も、ファイナルに出場した事だけで大きな栄冠と思ってさらなる研鑽を積み、次回、再挑戦していただけたらと願います。

  

審査終了後に審査員の皆様と記念撮影。

 

 

 

 

今回使用されたピアノは、世界で2台しか存在しないローランドのFacet Grand Piano。とても未来的でスタイリッシュなデザインだと思います。