本日は、小森邦彦さんのシークレットライブに行ってきました。

小森さんが演奏する楽器はマリンバです。

マリンバの演奏家と言えば、私の場合、さだまさしさんのコンサートでも長年、共に演奏している宅間久善さんが筆頭に頭に浮かびますが、小森さんは、通常のテクニックを越えて4本のマレットをそれぞれ完全に独立した形で演奏出来る技術(スティーブンステクニック)をアメリカで習得した日本では珍しい演奏家であるから是非聴いてほしいと誘われ、とても楽しみにしながら伺った次第です。

レコード会社のプロデューサーや音楽評論家など音楽関係者向けのコンサートでしたが、曲の解説を含めたトークを交えながら彼ならではのテクニックを生かした楽曲で構成された魅力的な内容のステージでした。

確かにまるで4本手があるかのように4本のマレットが完全に独立した動きで別々のタイミングで演奏するテクニックには驚かされました。

彼は、アメリカの名門、イーストマン音楽大学でこのテクニックを習得したとの事で、まだ日本では教える事の出来る教師が彼以外にいないそうです。




楽屋にて小森さんと。
このご縁が今後どのように発展するのか楽しみです。


さて、このコンサート終了後は、熊川哲也さんのKバレエカンパニーの公演にお招きを受けていたので上野の東京文化会館大ホールに向かいました。
今回の演目は、『眠れる森の美女』です。

フロリムント王子役の熊川さんとオーロラ姫役の荒井さんとの場面は、さすがにどのポーズも完璧な美しさで魅了されました!

美術や衣装もいつもの事ながら、格調高く、品のある美しさに感心させられます。
美しい夢の中にいるようでした。

チャイコフスキーのこの楽曲をバレエの中で全曲聴いたのは、今回が初めてでしたが、第3幕のエンドで結婚式で華やかに終演を迎える中、決して暗くは聞こえませんがマイナーの和声(短調)で終わるのには驚かされました。

この物語は、バレエや子供向けの本では、ハッピーエンドになっていますが、原作には続きがあって、王子の母親は、実は人食い鬼で、オーロラ姫と王子の間に出来た子供たち、つまり自分の孫を食べようとするという内容なのです!

チャイコフスキーは、短調の和声を最後に使用することで、もしかしてハッピーエンドのバレエの結末に原作に描かれている未来を暗に音楽で表現しようとしたのかもしれないなどと考えてしまいました。