とある場所・夜
ビールを飲んでいる綿貫理沙(23)と森上啓太(23)。
理沙「でさ、めっちゃいい人だと思った上司がさ、飲み会の後でいきなり、いきなりだよ!!
手握って来てホテル誘ってきたわけ。あり得ないでしょ?」
啓太「マジで?」
理沙「ホント最悪! しかお43歳既婚だよ!丁寧に仕事教えてくれて、ホントに頼りになるって日ごろ感謝してた自分を殴りたい・・・」
啓太「で、その後どしたの?」
理沙「いや、ちゃんと大人の対応してうま~く断りましたよ。あ~でも職場ではまだちょっと気まずいかな」
啓太「(ホッとして)そっか。でもあるあるだなそれ」
理沙「は?!何? 男ってみんなそうなの?」
啓太「いや男がみんなそうじゃないけど」
理沙「クッソ、男なんか全部消えてしまえ!!・・・・・・あ、でも全部消えたら彼氏できないわ。それは困る」
啓太「(笑って)めんどくせぇ。まあでもそんなヤツはどのみち地獄に落ちるから。理沙が気に病むことじゃねえよ」
理沙「まあ、ね。でも、あーむかつく」
啓太「だな」
理沙(心情)「啓太は高校の同級生で、いつでも話を聞いてくれる男友達だ。でも・・・・最近ちょっと、自分が分からなくなる」
啓太「(飲んで)はー・・・・」
理沙(心情)「いや、でも啓太だよ。あの啓太!! 高校からの腐れ縁。絶対あり得ない・・・・」
啓太「あのさ・・・・理沙は何でそんなに彼氏が欲しいわけ?」
理沙「え?何でって・・・・」
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アベマオリジナルドラマ「私が獣になった夜」を小説仕立てで掲載
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