複数人絡みの難しさ。 | 談話室 『和太刀』 別室

複数人絡みの難しさ。

先日の通常稽古にて。久しぶりに吉富さんに芯(斬り役)をやってもらいました。
絡みには前堂君&奥田さんのコンビ。
吉富さん、少し慌てん坊なところがあるので、そのあたりの調整役は絡みの二人に頼みました(笑)。
あまり慌て過ぎると、剣を振り回すことになり、その振り回した剣に体捌きが追いつかない→結果、身体が武器に振り回されてしまうということ、慣れない内はホントによくあることなんです。
ですから、そのあたりのコントロールを絡みの二人の「かかりの呼吸」で調整するというわけですね。
この時も調整して以降は吉富さんの動きもかなり安定し、とても強そうな芯になりました。
二人以上の複数人絡みの場合、一人を相手にしている時ほど、他の人間の動きに気を配ったり目線をツケタリさるのが常套手段となるのですが、Àさんを斬りながらBさんを見るというのは普通の生活をしていて中々しないことですから、慣れない内はパニックになってしまうこともあるのです。
でもそこを克服するのが稽古の積み重ね。
このときも最初の一回が信じられないほど本番発表の時には落ち着いて出来ていた吉富さん。
素晴らしかったです。
そして絡みのお二人さんも任務お疲れ様でした!

清水