ロックミシンと言えば、ベビーロック
ベビーロックと言えば、衣縫人
その中でもBL5700EXSが鉄板(買って安心と誰もが言う)なんですが…





いかんせん、お値段が…(´・ω・`)
という人も多い。

ベビーロック衣縫人BL5700EXSの良さは過去記事参照の事)

なんせ、ロックミシンは家庭用ミシンの仕上がりに不満を持った人が買う訳で…
ゼロからのスタートではなく、2台目であり、プラスαであることは否めない。

大抵の場合、そういう事情により衣縫人を買えない方の選択肢は他メーカーの3~4万円台の2本針4本糸のロックミシンを探すことになる。

この価格帯の2本針4本糸のロックミシン市場に、ついにベビーロックが刺客を送り込んだ!








しかも、サブテンション機構を搭載(低価格帯のロックミシンでは画期的)




サブテンション機構と言うのは、端的に言えば
送られる糸のコンディションを一定に保ち、糸調子を狂わせない装置。
(写真だと、ダイヤル部分は糸調子で、その上にある丸いボタンみたいな奴ね)

糸立て台から糸送りに高速で運ばれる糸は、その品質や性質によって、歪みが発生してしまい、しばしば糸調子を狂わせます。

そこで一定のテンション(張力)を糸に付与して安定したコンディションの糸を糸調子皿に送ってやる事が必要になります。

よりの強い糸でも、より戻りや糸暴れを防止してくれるので、糸送りの激しい職業用ミシンに搭載される事が多い機能です。
例:職業用ミシンのサブテンション機構

サブテンション機構

ロックミシンもその役割上、職業ミシンと同様に糸送りの激しいミシンですので、このサブテンション機構が付いている普通のロックミシンというだけでも買いです!(・∀・)9m

もう一つ、特徴的なのは押さえ圧調整が5段階ダイヤルメモリ式(ロックミシンの大半の機種はメモリが付いていない)なので、布の厚さによって押さえ圧調整を行うことで、仕上がりをキレイにします。


他の2本針4本糸ロックミシンとしての基本的な機能をキチンと網羅した上で、これらの特徴は、上位機種を持った人から見ても「羨ましい・ちょっと使ってみたい・あら便利ね」と思うことでしょう。

もちろん、これらの機能は熟達したロックミシンマイスターレベルの人であれば、色々なテクニックで「なくてもなんとかなる」と豪語出来る話ではありますが…初心者程、この問題に悩まされるもんですので、この価格帯にこの機能をぶち込んだのは英断だと思います(・∀・)

これまでは、低価格帯のロックミシンほど初心者に厳しい世界だった

なんか、安いのに良いことずくめで心配(´・ω・`)…って思うかもしれませんが…

よく考えてみてください!ここ10年以上、どのメーカーもマイナーチェンジ程度しかしていないロックミシン業界で、トップブランドのベビーロックがマッサラの新規開発で低価格帯ロックミシンを開発したんです。

これまでのロックミシンの常識や問題点を大きく解決した機種になるのは、自明のことでしょう(・∀・)

ただし!
お金をかけた装置をつけないと解決出来ない問題に関しては、低価格帯である以上、我慢する必要はあります。

私も、このブログを立ち上げた頃から考えると10年近く経過してまして(全然更新してないけど)

だいぶ老眼が進んでまいりました。・゚・(ノД`)・゚・。

こちらのロックミシン、自動針穴通し機能は付いていません。手動です!(一応、糸かけフックやガイドが工夫されていて、流石トップブランドの新機種となってます)

この部分は、流石にお金をかけないと解決できないですからね!
若いころは、自動でしかもエアーで糸通しする機能なんて、堕落だ!と思ってましたが…やっぱ目が衰えると、そういう所はカネかけてでも…という気持ちは理解できる年頃になりましたw



衣縫人の自動エア糸通し

他にもいくつか足りない機能はありますが…それはあくまでも値段が倍以上する、同じメーカー(ベビーロック)の衣縫人や糸取物語と比較しての話です。

同価格帯のロックミシンで、エクシムロックES4Dはずば抜けた存在です(・∀・)



おまけ…