「貧困の連鎖」というのがあります。
生活保護世帯で育った子どもが、大人になって再び生活保護を受ける状態を言います。
貧困が、親から子へと受け継がれてしまうことです。
その発生率は、25%以上とされ、生活保護世帯で育った子どもの4人に1人は生活保護を再び受けていることになります。
貧困の状況下で育った子供が大人になっても貧困の状況から抜け出せないほど、いわゆる貧困の連鎖によって子供たちの将来が閉ざされたものになるのです。
連鎖が途切れない原因としては、主に次のものと考えられています。
1.連鎖はひとり親家庭で起こることが多い
2.貧困と虐待の関係は強い
3.連鎖は犯罪や依存症につながる
環境によって子供の将来が左右されることのないようにしなければなりません。
また貧困が世代を超えて連鎖することのないようにしなければなりません。
その為の支援は、
1.教育支援
2.経済支援
3.生活支援
4.就労支援
です。
貧困家庭の子供は、もう既にスタートラインが違っているのです。
そして、子供の貧困は「見えにくい」ということがあります。
私達は、子供の貧困を学び、「自己責任」という言葉で切り捨てることなく、出来ることから、何かしらの支援活動をしていかねばなりません。