
古来インドより、白い蓮の花(白蓮華)を尊い花と讃えられています。
決して綺麗な土壌(環境)から咲くのではなく、汚い泥の中より真っ白な花を咲かせるからです。
この白蓮華は、極楽浄土に咲き、極楽浄土そのものをも表しています。
だから、お寺にはよくこの花の絵が描かれているのです。
又、この世の素晴らしい人、貴い人を白蓮華に喩(たと)えられます。
自己愛(エゴ)と欲望に満ちた、泥沼(どろぬま)のようなの世の中に咲く、白い蓮の花のような人と讃(たたえ)えられるのです。
自己愛(エゴ)と欲望に染まらない自己を考えるのが、お盆の期間なのでしょう。