2011年4月9日(土)

テーマ:
雨が降り、SM君は
「ぬれると放射能がつくから出かけたくない」
と生活塾を休んだ。
さまざまな社会問題に広く関心を持つのは、とてもいいことなのだが、情報の発信源を考慮しないと、こういうことになる。

日本のマスコミ、特にテレビと大手新聞は、どうしていつも、というか、いつまでたっても、こうなのだろう。
何を伝えなきゃならないか、何を伝えるべきか、本当に必要な情報(受けてサイドに取って)は何なのか、をまったく考えていない。

もっと勉強しろよ!

もっとどう伝えるべきか学べよ!

自分が輝くための報道じゃ意味ないんだよ。
自分が酔っていてもしょうがないのよ。
もっと本当の仕事をしてもらえないものか、と思う。

峠工房の生活塾に来たほうがいいよ、といつも言っている。
話し方、表現のしかたも訓練するから、カンさんとか言う人も、何かが一段落したら、来るといい。

世間では、軽度発達障害の人は、空気が読めない、他者の立場を理解できない、突発的な変化に対処できずパニックになる、などと言われている。
まちがいではないけど、類型的な浅い知識。

たしかに、何が何だかわからないまま、過酷な状況の中に突然おかれ、障害特性ゆえに、さらに過酷な人たちの身の上を案じずにいられない。

だからなおさら、今のこの難関を切り開き、道筋をつける立場の人たちの、罪作りな側面にハラが立つのだ。

峠で、コミュニケーション教室もやってるよ!
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2011年4月2日

テーマ:
募金箱を作った。

もちろん義捐金詐欺をするためではない!!


以前、丹沢の環境保全に取り組んだ時に作った「丹沢緑の基金」の募金箱をひとつだけ残してあったので、「忘れない!続ける事が力だよつもり募金」と書いた紙を貼り、3月24日がスタート。
都合で休みにした版画教室で、「やったつもり」で募金。

阪神大震災の時に2年間続けた、マラソン募金と同じ趣旨だけど、今度の災害は大きさがちがうので、憶えているために、いつまで続けられるかが鍵だと思う。
私を含め大勢の人が、それぞれ、さまざまに募金をしているが、峠の「つもり募金」は、また別の意義がある。

たいした金額になるわけではないが、私は自分の仕事の中に、この災害のことを生かしてゆきたいと思っているので、できることなら、ほんの少し縁のある石巻へ、と、考えている。
以下、会報98の一部を読んでいただければうれしい。

石巻のこと

かつてないほどの広い範囲の、しかも津波だけではない二重、三重の大きい被害を被ったところもある中で、少しでもかかわりを持った所へは、どうしても想いが強くなります。

私たちは、版画教室の先生であり、NPOの理事も受けていただいている高橋幸子さんとの縁で、お父さんの出身地、石巻のことを少しだけ知ることができました。

 高橋さんの父上、英吉氏は、石巻出身の“天才”と言われ、将来を嘱望された彫刻家ですが、31歳の若さでガダルカナルで戦死しました。 あの戦争で命を奪われなければ、まちがいなく世界的な彫刻家となった人です。

 私は今までにたった2回   1996年の英吉・幸子2人展と、昨年4月の英吉・幸子父娘展の時、石巻を訪れただけですが、市民のかただがが高橋作品を愛し、誇りとし、市民運動が盛り上がるような感じで、氏の作品の展示を目的として石巻文化センターが設立されたのだ、と聞いており、とても親しみを感じていました。

 昨年4月の父娘展には、オープニングセレモニーに合わせて、旧友、高橋さんの弟子のかたがたと、10人で出かけました。 あたたかく、心のこもったセレモニーについては、ブログにも載せましたが、高橋さんの友人だというだけで、センターのかたに大変ご配慮いただき、すてきな時間をすごすことができました。

 後日、英吉氏の「聖観音立像」(石巻高校所蔵)について、市民の皆様の力で作品が(センターで)一堂に会することが可能にならないものか ・・・・・・ とのお願いの手紙を書きましたが、遠方の一鑑賞者の突然の手紙にもかかわらず、石巻市のさまざまな事情を説明された誠意あふれるご返事をいただきました。

 奇しくも今度の震災で、高台にある高校で守られたことに、深い感慨をおぼえます。

 高橋さんのご親戚のかたがたは、なんとかご無事だったとのことですが、センターの1階は瓦礫や泥でめちゃめちゃで、2階展示室は無事のようだとのこと。 でもはっきりしたことはまだわかりません。 昨年お会いした職員の中にも津波に流されたかたがいるのだと、悲しい知らせもありました。

 

 峠工房のささやかなつもり募金が、石巻の発達のかたよりを持つ子どもたちの立ちなおりのために役立ち、文化センターの復興のために役立つような贈りかたができないか、と考えています。

 何年か先に、「復興記念父娘展」が開かれたらどんなにうれしいか。 その時まで元気で生きていなければならないし。 さっちゃん先生の背中を押して、たくさんの元気が湧いて、心がほっとするような作品を制作しておいてもらいたいと願っています。



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