和紙のきめの粗さが印刷に与える影響 | 高級和紙名刺専門店。人間国宝の和紙で名刺を作ります。和心工房
2015-02-02 23:01:58

和紙のきめの粗さが印刷に与える影響

テーマ:インクジェット用和紙
こんばんわ。和紙名刺専門家のたかはまです。

今日は「和紙のきめの粗さが印刷に与える影響」というテーマでお届けします。



今回はちょっと専門的なお話しになります。

和紙の原料は楮(こうぞ)や三椏などの植物繊維ですが、この繊維は洋紙のパルプ繊維と比べて、とても長いのが特徴です。

繊維が長いと繊維同士で絡みやすく、紙の強度はとても強いものとなります。

和紙を破ってみるとわかりますがなかなか破れません(ためしに1万円札を破ってみてください(笑))。

一方、長い繊維は繊維間の隙間が多くなります。

細かい繊維が多ければ繊維間の隙間を埋め合わせることができますが、長い繊維だとどうしても隙間が大きくそして多くなってしまいます。

その証拠に、和紙はとてもざらついた感じがしますが、洋紙(ノートや本の紙を思い浮かべていただけると分かり易いと思います)は表面が滑らかですよね。

和紙がざらついたように感じるのは、繊維間の空隙が多いためです。

さて繊維間の隙間が多いと、印刷したときにどのような影響を及ぼすのでしょうか?

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印刷すると紙面にインキがのります。

しかし繊維間に隙間が多いと、インキがその隙間から紙中に浸透していきます。

そうするとインキが沈み込んだ影響で、見た目はシックでやや暗い感じ(インクが沈み込んだ印象)に仕上がります。

こうした和紙の特徴を活かして、最近、和紙に写真を印刷をする業者も増えてきました。

和紙に写真を印刷すると、インクジェット紙へ印刷するのとまた違った味わいが得られるのです。

綺麗に印刷できるのは間違いなくインクジェット紙などの表面が滑らかな紙ですが、和紙に写真を印刷して、和紙独特の陰影や情緒を楽しむのも良いかもしれませんよ^^

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