愛する娘を奪われた母親の、震える魂の叫びに時効など関係ないのです。

 

役者がひとりの人間を頭の先から足の先まで「演じる」という価値観を再確認させてくれる意味で、とっておきの韓国映画「悪魔は誰だ」。

 

いやー物凄い演技力でした。

 



何といっても主演オム・ジョンファに尽きます。

 

大鐘賞で最優秀主演女優賞を受賞した、彼女の演技は、激しく全世界の空気をも、震えさすような感情の起伏から、愛おしい娘を心の底から想い描く静かな描写まで、彼女の全身全霊の「激演」は観る側に、「演じる」の価値を教えてくれます。

 

映画って、基本的に娯楽作品なので、観てハズレもあるし、それでいいのですが、何か、私たちが見てよかったなーと思えるものを求めるとしたら、それは主演の演技であったり、脚本で面白かったでもある訳です。


その言う意味で裏切りません(笑)

 

公開当時「驚愕のラストに騙される!」的なありがちな宣伝があふれていましたが、今観ても、70%位の方は騙されますよ、きっと(笑)

 

騙されたと思って観て下さい。騙されますから(笑)

 


共演には「殺人の追憶」「鬼はさまよう」のキム・サンギョン。

 

観ている側の感情移入がしやすい役柄を演じさせたら、ピカイチです。この人の出演作にハズレは少ないイメージがあります。

 


最後まで飽きさせない見事な脚本と、例え全く主演オム・ジョンファを知らなくても、愛するものを失った彼女の「激演」に打ちのめされること、間違いないです。

観ていない方は是非どうぞ。

評価:★★★★☆ (4.5というイメージです。)

 

2013年製作/120分/韓国
原題:Montage
配給:アルバトロス・フィルム、ミッドシップ


 

 

 

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