全国の受講生の皆さんこんにちは。

以前、読解系の問題に関しての復習・訂正方法を紙面講義しました。

その延長上の話になるので、今回はこの記事を読んでる前提で

https://ameblo.jp/wasegogo/entry-12367456436.html

 

:Q記述模試の復習方法について教えてください。:

 

現役生からの質問だったので、たぶんベネッセと河合塾の記述模試だと思います。

僕は浪人生にはマーク模試は受けて、記述模試は受けなくてもいいよと話しています。

模試には「本番の練習試合であって、実力アップの意味合いでやるなら時期にもよるけど過去問のほうがいいし、それに足りていない時期なら実力アップに時間使っていた方がいいでしょ?」という僕の見解故です。

「受けたいとしても質がいいから河合塾の記述模試を2回だけ挑戦してみたら?」くらいでいます。実力がそれなりにある人限定でそんな指示もしています。

 

さて、記述模試や記述問題の訂正や復習の話ですが。

 

記述問題も基本的にはマーク系の問題と一緒なんです。

解説を見て理解する。 ここは全く変わらないというか当たり前です。

何が違うかというと、「選ぶ」のではなく、「作る」という作業が違うわけですね。

 

作れるようになるためには

何が問われているから何を答えないといけないのか? ここを解説を読むうえで一番注目してください

一見、フツーのことに思われるかもしれませんが、圧倒的に一番大事です。 記述に限らずあらゆる設問にとって大事です。

でも記述問題になるとこの当然の根本が浮足立つ傾向。

 

記述問題には必ず解答の要素があります。その要素をチェック。

これは英語でも国語でも数学でもそうです。

採点官は必ずその要素が入っているのかどうかで採点を行います。

だいたい内容が合ってるっぽいかどうか、ざっくり採点をしているわけではないです。

①とも関連しますが、その要素がなぜ入っていないといけないのかは「何が問われているのか」から導かれます。

 

そしてその要素としてどこが本文の中から選ばれているのか? なるべく本文の言葉をそのままつかえるだけ使って解答を構築。

 

 

そして仕上げに一番大事な事は、記述問題のむずかしめな奴は以下の2つの答案の結末の間で揺れることになるということ。

 

・「ここまで書けるかぁ~?」な満点解答

・「これくらいまでなら現実的に書けそうだ!」な合格答案

↓ ↓ 

どう考えたら合格答案まではいけたか、そのプロセスをしっかり翌日に再現してあげる。この「翌日にちゃんと自分の力だけで理屈を思い出してあげられたよ」というのがこの問題とちゃんと向き合った証拠です。ここは死守してください。

 

満点答案は、難しい問題では現実的に無理なこともままあります。

だからこそ「ここまでならかけたな」というラインを少しでも上げられるようによく考えながら解説と問題を照らし合わせてください。

 

追記

数学では、「いつまでも、くると思うな部分点」という言葉があるそうです^^