ベルリオーズの幻想交響曲を聴く | ややバッハ日記

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No Music, No Life!(パクリ) 浴びるように聴く音楽の感想ブログです。
クラシック中心で、J.S.バッハ&D.スカルラッティがお気に入り。

ベルリオーズの幻想交響曲。

まるまる聴いたことはなかったと思う。少し苦手なこの曲を通しで聴くことに。


ややバッハ日記-ベルリオーズ

幻想はよくわからない曲というイメージで、演奏時間も1時間近くありしんどいのだ。さらに、ベルリオーズのイメージ(=自意識過剰&変質的なイタい人)があり手を伸ばさないんだろう。


んが、一般的に幻想は人気曲であり、演奏される機会も多い。食わず嫌いで聴かないのはもったいない、普通に楽しめるようになっておこう、とそんな狙いで聴くことに。


wikiで幻想交響曲の項目を見る。ふむふむ。

 ・作曲者自身の失恋体験を告白することを意図した曲

 ・アヘンを吸いながら作った

なんとなく納得。



1楽章
感情をそのまま音楽にしたような感じ。進行もわかりやすい。
聴きやすくてグッド。


2楽章
ノーマルですごいさわやかな舞踏会音楽。よい曲。


3楽章
この楽章から風向きが変わってきた。もやもやーっとしてきた。
wikiによると、田園風景と心の揺れを重ね合わせているんだとか。


4楽章
有名な楽章。ブラバンの頃この旋律をよく練習で吹いた。


5楽章
劇音楽ぽい。何かを表してるんだろうがようわからん。
ふたたびwiki。アヘンを飲んで、夢の中で魔女の饗宴にいる、とか。
なんだそら。



感想と自分なりの結論
やっぱり聴きづらい。起承転結がないんだね。断片はいい音楽なのに。1-3楽章途中までと、4-5楽章は別の音楽と思って聴いた方がいいんかな。これが理解できただけでも収穫。


よくわからない曲やなー思ってたら、他の方のサイトでこんな一文を発見。


> 固定観念(イデー・フィクス)としてとても美しい旋律で恋人を描き出し、
> 終楽章で気品を失わせ陳腐化させてしまう。
http://hccweb6.bai.ne.jp/waiwai/gensogenso.htm


そうか、わざと破綻させてるんだ!

> これが彼の曲の上での復讐だったのである。


うわ~!!  悪趣味。


ああ、ベルリオーズ。

やっぱり自意識過剰で変質的!