ベルリオーズの幻想交響曲。
まるまる聴いたことはなかったと思う。少し苦手なこの曲を通しで聴くことに。
幻想はよくわからない曲というイメージで、演奏時間も1時間近くありしんどいのだ。さらに、ベルリオーズのイメージ(=自意識過剰&変質的なイタい人)があり手を伸ばさないんだろう。
んが、一般的に幻想は人気曲であり、演奏される機会も多い。食わず嫌いで聴かないのはもったいない、普通に楽しめるようになっておこう、とそんな狙いで聴くことに。
wikiで幻想交響曲の項目を見る。ふむふむ。
・作曲者自身の失恋体験を告白することを意図した曲
・アヘンを吸いながら作った
なんとなく納得。
1楽章
感情をそのまま音楽にしたような感じ。進行もわかりやすい。
聴きやすくてグッド。
2楽章
ノーマルですごいさわやかな舞踏会音楽。よい曲。
3楽章
この楽章から風向きが変わってきた。もやもやーっとしてきた。
wikiによると、田園風景と心の揺れを重ね合わせているんだとか。
4楽章
有名な楽章。ブラバンの頃この旋律をよく練習で吹いた。
5楽章
劇音楽ぽい。何かを表してるんだろうがようわからん。
ふたたびwiki。アヘンを飲んで、夢の中で魔女の饗宴にいる、とか。
なんだそら。
感想と自分なりの結論
やっぱり聴きづらい。起承転結がないんだね。断片はいい音楽なのに。1-3楽章途中までと、4-5楽章は別の音楽と思って聴いた方がいいんかな。これが理解できただけでも収穫。
よくわからない曲やなー思ってたら、他の方のサイトでこんな一文を発見。
> 固定観念(イデー・フィクス)としてとても美しい旋律で恋人を描き出し、
> 終楽章で気品を失わせ陳腐化させてしまう。
http://hccweb6.bai.ne.jp/waiwai/gensogenso.htm
そうか、わざと破綻させてるんだ!
> これが彼の曲の上での復讐だったのである。
うわ~!! 悪趣味。
ああ、ベルリオーズ。
やっぱり自意識過剰で変質的!