1870年代ごろのものと思われる、オールドシェフィールドプレートのサルヴァをご紹介いたします。
オールドシェフィールドプレートは1740年に発明された、銅板をアルミフォイル上に薄くした銀の板でサンドイッチ状にはさみ、溶接した銀メッキ製法です。1840年代に電気メッキ製法が発明される前は、このオールドシェフィールドプレートがシルバープレートのメインでした。
作り方はほぼ、純銀製品と同じ作り方で、この時代のものは、まだまだほとんどが手作り、彫刻も手彫りです。縁飾りも鋳金細工で丁寧に作られたものを溶接しています。
このお品は、つい、最近になって、純銀のかけ直しを電気メッキ製法でしております。 大変古いお品ですが、数か所、昔の大変小さなキズ跡がかけ直しの鍍金の下に見える低出で、彫刻の無い部分は切れな鏡面状態です。
真ん中の鏡面部分はイニシャルや家紋を入れる部分ですが、制作当時、オールドシェフィールドプレートの上からイニシャルを刻印すると、アルミフォイル上の銀が薄いため、下の銅板が露出する危険があったため、その部分に円形の銀板を1枚入れています。そのあとが今でも角度によってご覧になれますよ。




