一度も実物を見たことがなくとも、私にとって何とも魅力的な動物・・・恐竜。
小学生の頃、地元・長野市のデパートで 『大恐竜展』 が催され、2時間以上も並んで観たことがありました。
自分よりも大きなブロントザウルスの大腿骨とか、見るからに怖そうなティラノザウルスの骨格模型に感動。
父親にせがんで恐竜図鑑を買ってもらい、恐竜の名前を一所懸命に覚えたものです。
ちょうどその頃に 『恐竜グワンジ』 (↓)という映画で実際に動く恐竜の映像を目にしたことで、さらに恐竜熱がヒートアップしましたっけ。
今日・4月17日は、古代ロマンを掻き立ててくれる彼ら 『恐竜の日』 なのだそうです。
今からちょうど100年前の今日、アメリカの動物学者
ローイ・チャップマン・アンドルース
Roy Chapman Andrews (1884-1960)
が、ゴビ砂漠に向かって北京を旅立った日にあやかっての記念日だとか。
この方、生まれながらの冒険好きだったようで、大学生の時にボートで川下りの最中に転覆事故に遭い、友人を亡くしたものの一向にひるむことなく探検家になった筋金入り。
アメリカ自然史博物館のはく製部門の研究員となって様々な研究に打ち込み、コロンビア大学から哺乳類学の修士号を授与されると、西インド諸島などで10年間にわたって哺乳動物などを観察・研究。
そして1923年4月17日に探検隊を組織してゴビ砂漠に向け出発、5年間にも及んだ探検の行程で世界で初めて恐竜の卵の化石を発見したのです。
彼の探検はスリルに満ちており、鯨や鮫・ニシキヘビ・狼、果ては盗賊や支那兵に襲われたこともあったとか。
S・スピルバーグが手掛けた映画 『インディー・ジョーンズ』 シリーズは彼がモデルといわれていますが、(↑)の写真を見ればなるほどと思わせます。
そして恐竜映画としては、やはり彼がメガホンを取った 『ジュラシックパーク』 が出色。
この作品を初めて観たときの衝撃は凄かったです。
CG画像で作られた恐竜たちはまるで実在するかのようでしたから。
化石となった蚊からDNAを取り出して恐竜を作り出すというストーリーは、あながち絵空事ではないと思えました。
クローン動物を作り出せる現代の科学水準が更に進歩したならば、私の生きている内に本物の〝恐竜園〟ができるかもしれません。
いや、出来て欲しい・・・。