〝 石川や
浜の真砂は 尽きるとも
世に盗人の 種は尽きまじ 〟
この辞世の句でお馴染み・・・世紀の大盗賊、
石川五右衛門
が京都・三条河原で釜茹でに処せられたのは、今からちょうど430年前の今日・1594(文禄3)年8月24日だったと伝えられています。
死後100年以上経過した江戸時代に、彼は浄瑠璃や歌舞伎の演題として取り上げられ義賊として人気を博しましたが、実のところ石川五右衛門の出自・経歴については確たることが分かっていません。
外国人貿易商や宣教師の残した文献、また公家・山下言経の日記の記述等から、安土桃山時代に京の街を中心に荒らし回った盗賊集団が、豊臣秀吉の命を受けた京都所司代・前田玄以によって捕縛され、手下や本人の母親ら約20名と共に処刑されたことは間違いないようです。
他の者たちは磔にされたようですが、五右衛門と彼の息子が釜茹でに・・・といっても、釜の中はお湯ではなく油(!)だったようで、茹でるというよりは〝唐揚げ〟 にされたようなものだったとか。😨
この時、五右衛門が子供をどうしたか? については、いくつかの説があります。
① 自分が息絶えるまで、子供を持ち上げてかばった。
② 子供を苦しませないように、一気に釜に沈めた。
③ あまりの熱さに、子供を下敷きにした。
・・・もし貴方が五右衛門だったら、我が子をどうしますか?
私が息子だったら、「このバカ親父が!💢」とか言って、父親を下敷きにすることは間違いないですけど。😅
ところで冒頭の〝辞世の句〟・・・どうもこれは後世の創作らしいのですけれど、現在の政・財・官界を眺めるに人の世の本質を鋭く突いてますょねェ。